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鳥海山火山防災マップ

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鳥海山噴火の歴史







 
◎1974(昭和49)年の噴火 マグマ水蒸気爆発・小規模泥流

・1974(昭和49)年3月1日に噴煙が確認されました。(約150年ぶり噴火)
・新山を通る東西方向の割れ目上に並んだ複数の火口からのマグマ水蒸気爆発という噴火が数ヶ月間続きました。
・火山噴出物が積雪を融かして小規模な火山泥流が何回か発生しました。特に3月から5月にかけて小規模な泥流が数回発生しています。
・泥流が流下した白雪川(秋田県側)では、河川水の濁りが認められたものの、火山泥流本体は到達せず幸いにも直接的な被害はありませんでした。
・推定総噴出物量は約10万立方メートル。この時の噴火規模は鳥海山の噴火としては最小規模といえます。

写真左上:1974年(昭和49)年4月の噴煙と小規模泥流(No.2)
写真右:火山灰をかぶった大物忌神社(No.3)
写真左下:活発に噴煙をあげる鳥海山(No.4)
 




 
◎1801(享和元)年の噴火 マグマ水蒸気爆発・新山溶岩ドームの形成

・荒神ヶ岳付近の東西方向に延びる割れ目からマグマ水蒸気爆発がおこりました。1800年12月の弱い噴気に始まった活動は1801年に入ると激しくなりその年の7月には最も激しい噴火活動となりました。
・このとき噴火の状況を見にいった11名のうち8名が噴石により命を落としています。
・噴煙活動が一旦穏やかになる4月までの間に、火山灰の降灰により山麓で河川が濁ったり、小規模な泥流が発生したりしました。
・7月4日に火山活動が再び激しくなり6日正午頃にやや大きな規模の噴火が起こり溶岩が噴出して新山(溶岩ド-ム)が形成されました。
・一週間後の7月15日に大雨のため白雪川で大規模な降灰後の土石流が発生しています。この時の流下物は氾濫しながら河口にまで達し約30haの田畑に被害を及ぼしたそうです。また、流れ込んだ土砂のために港が使用できなくなり、河川水の汚濁によって飲料水にも事欠くという被害も生じたといいます。
・この噴火でできた新山の体積は90万立方メートル(林,1984)、火山灰も含む全体の噴出量は約102万5千立方メートルと推定されています。

写真上:古文書に記録されている1801年噴火の状況(鳥海山煙気之図)(No.5)
写真下:古文書に記録されている1801年噴火の状況(大焼之図)(No.6)
 


 
◎871(貞観13)年の噴火 約2500年前の活動

・三代実録(貞観十三(871年)年五月十六日条)に鳥海山の溶岩流出を記録したと考えられている記載が残されています。それによると「去四月八日山上有火 焼土石 又有声如雷 泥水泛溢 其色青黒 死気充満 人不堪聞 死魚多浮 擁塞不流有両大蛇 長各十許丈 相連流出 小蛇隋随者不知其数 (抜粋)」と記録されています。
・今の鳥海山の地形をみてみると、山頂部から発する千蛇谷には相並んだ2つの長く伸びた溶岩流地形とその上に重なる(後から噴出した)比較的小さい溶岩流が数枚観察できます(写真)。これらは上の記述と良く対応します。
林ほか(2001)による

写真:カルデラ内を北側へ流下した溶岩流(No.7)


 
◎2500年前の活動 山体崩壊・象潟岩屑なだれ

・今から約2500年前に、現在の山頂付近が馬蹄形状に大きく崩壊しました。この崩壊跡は東鳥海馬蹄形カルデラと呼ばれています。
・このときに崩壊した岩石や土砂は、高速で北北西方向に流下し、現在の象潟町や仁賀保町一帯に広く堆積しました。その体積は30〜40億立方メートルと推定されています。
・この山体崩壊の後〜871年までの約1400年間に何回かの溶岩流が流れ出たことが地質調査から確認されています(新山溶岩の流出)。
・このような大規模な山体崩壊は、数万年に1回程度以下のまれな現象であり、近い将来に発生する可能性は小さいと考えられています。

写真:東上空から見た山体崩壊の地形(No.8)

◎鳥海山の有史時代の噴火

噴火した年代元号噴火活動の概略原資料
810〜823年弘仁噴火三代実録、続日本後期実話
871年貞観噴火・溶岩流三代実録
1560年文録噴煙活動直根旧記
1659〜1663年万治噴火仁賀保旧記
1740〜1741年元文噴火出羽風土略記、矢島旧記、大泉叢誌ほか
1800〜1804年
(1801年活発)
享和噴火・新山の形成・泥流発生・死者8名鳥海山炎灯、矢嶋旧記、小滝旧記、震災予防調査会報他多
1821年文政噴火滝沢八郎兵衛日記、小滝旧記、矢島旧記ほか
1834年天保噴火?(川魚死ぬ)天保四年大飢饉実録
1974年昭和噴火・小規模泥流鳥海山1974年の火山活動
*様々な古記録に記されている鳥海山の火山活動記録のうち信ぴょう性の高いものを表に示しています。


 主な火山活動鳥海山のでき方
(イメージ)
第3活動期
有史時代以降は 溶岩流(871年など)や水蒸気爆発(1801年,1974年など)
東鳥海火山の活動と東鳥海カルデラ形成
(多数の溶岩流) (2500年前の象潟岩屑なだれ)
第2活動期
西鳥海火山の活動と西鳥海カルデラの形成
(多数の溶岩流・火砕流)
第1活動期
鳥海初期火山体の形成と大規模な山体崩壊
(多数の溶岩流・火砕流)
 

中野(1993)に加筆

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