蕨岡延年とは?
蕨岡延年の舞は、上蕨岡に修験道の修行の一つとして室町時代から伝えられています。陵王納蘇利の木製の面が鎌倉期の作とみられ、中世の芸能であると言われています。
鳥海山蕨岡修験では、衆徒の惣領が大先達になるための通過儀礼として、稚児舞、舞楽が年齢に応じて師資相承されてきました。
神仏分離後は神式で、大物忌神社蕨岡口之宮の奉納舞として受け継がれ、現在は口之宮氏子が保存会を設立して、継承しています。
平成3年に国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」として選択され、平成5年には山形県の無形民俗文化財に指定されました。


奉納日
5月3日 鳥海山大物忌神社蕨岡口之宮内神楽殿にて奉納
演目
- 振鉾(えんぶ)
- 童哉礼(どうやり)
- 童法(どうほう)
- 壇内入(たないり)
- 陵王(りょうおう)
- 倶舎(ぐしゃ)
- 太平楽(たいへいらく)