ハッチョウトンボを探しています
遊佐町では、ハッチョウトンボ保護の会にご協力いただき、生息地の環境保全事業に取り組んでいます。
ハッチョウトンボは遊佐町内では生息数が極めて少なく、「白井新田のハッチョウトンボ棲息地」は町の文化財(天然記念物)に指定されています。
白井新田の生息地は、継続した保護活動の結果、良好な環境が維持されています。
かつてはこのような湿地が数多くありましたが、戦後の開拓やほ場整備、農薬などの影響で生息に適さない湿地となり、町内では絶滅したと認識されていた時期もあります。
町内におけるハッチョウトンボの生息状況を把握するため、皆様からの情報提供をお願いいたします。
本記事のお問い合わせ先まで情報提供くださいますよう、お願いいたします。
ハッチョウトンボ:体長2㎝ほどの日本一小さいトンボで、世界で最も小さいものの一つとされます。年間通して水深が安定して浅いが、湧水や滲出水で常に涵養されて冬でも凍結しない、ミズゴケなどの発達した湿地に生息しています。羽化したときは黄褐色ですが、オスは成熟すると全身が鮮紅色の赤トンボに変わります。一方、メスは腹部が黄・黒・茶色の縞の虎斑模様になります。名前の由来には諸説あり、江戸時代に尾張国(現在の愛知県)名古屋の矢田鉄砲場八丁目で、あるいは矢田河原八丁畷で発見されたことによるといわれています。(右図上 成熟オス、右図下 成熟メス)
ハッチョウトンボ観察会については、こちらをご覧ください。