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旧青山本邸

 遊佐を学ぶ〜遊佐の歴史探訪〜
 国指定重要文化財旧青山本邸
   旧青山本邸外観
 旧青山本邸とは、遊佐町青塚の貧しい漁家に生まれた青山留吉が、北海道の漁業で功を成し、その財で故郷に建てた邸宅です。平成4年に町に寄贈され、平成8年から一般公開されています。平成12年には、明治時代の特徴的な建築様式をよく残すものと評価され、「旧青山家住宅」として国の重要文化財(建造物)に指定されました。

青山留吉とは?~波乱万丈の生涯~

青山留吉 青山嘉左衛門家中興の祖、青山留吉は、天保7年(1836)に父嘉左衛門の第6子として、飽海郡遊佐郷青塚村(遊佐町比子字青塚)に生まれました。家は貧しく、幼少の頃は、父の漁業や母の酒田への行商を手伝っていましたが、18歳で羽後国由利郡(秋田県由利郡)に養子に出されました。しかし旧慣を重んじる家風は留吉には合わず、家に戻り、安政6年(1859)の冬、24歳の時に、北海道の漁場に1人で渡りました。
 最初は後志国高島郡祝津村(小樽市祝津)の寺田九兵エのもとに雇漁夫として働きましたが、約1年後に小規模ながら同地にて漁場を開くに至りました。そして明治期の積丹半島を中心に漁場を次々と拡大し、青山家はやがて漁場15ヶ統余り、漁船130隻、使用人300人余を擁する道内有数の漁業家に成長したのです。
 一方では故郷の青塚に、明治中期に元大組頭渡部家の土地を入手してこの本邸を建設しました。後には田地250町余りを所有する大地主となり、一時は村税の8割を納めていたといいます。
 漁業一筋48年、明治41年(1908)73歳の時に、留吉は北海道の漁場を養子の政吉に譲り、青塚に隠居しました。
 晩年は青塚や酒田で過ごしましたが、大正5年(1916)4月19日、山形と北海道の両青山家の隆盛を見守りながら、安らかに留吉は81歳の波乱万丈の生涯を閉じたのでした。
 

庭園庭園内部の様子
内部の様子内部の様子内部の様子

山本邸の特徴~故郷に錦を飾る~

内部の様子内部の様子 遊佐町青塚にある母屋の建設は、当時北海道のニシン漁場にあった青山留吉が、明治20年(1887)に企画し、分家の当主で、後に西遊佐村長を勤めた青山米吉に計画の一切を任せ、明治23年(1890)に竣工しました。
 大工は遊佐町宮田の土門市郎左エ門を棟梁とする人々で、離れや土蔵の建設にも携わっています。母屋の屋根裏には建築経緯を詳細に記した、他に例を見ない形式の棟札が残されていました。
 母屋は間口12間、奥行7間の規模で、下手の正面に矩折れ(かねおれ)に角屋(つのや)を突き出しています。間取りは主要8室よりなり規模が大きく一見複雑に見えますが、茶の間〜中の間〜下座敷〜上座敷と続く構成は、基本的には庄内地方でよく見られるものです。屋根は瓦葺の切妻造(きりづまづくり)で、軒は出桁(だしげた)によるせがい造となっています。室内の意匠は柱や長押(なげし)、差鴨居(さしがもい)などに春慶塗(しゅんけいぬり)を施した豪奢(ごうしゃ)なものです。


 離れは母屋より少し遅れて明治29年(1896)に竣工しました。規模は間口4・5間、奥行3間で、屋根は瓦葺の寄棟造となっています。
 当時の青塚は茅葺(かやぶき)や石置杉皮葺(いしおきすぎかわぶき)の屋根が連なる漁村でしたので、集落内に出現した瓦葺の母屋の大屋根は、まさに「故郷に錦を飾る」ことが、建築によって表現されたのです。
 更に、留吉は青山家(本邸)の将来を考え、約250ヘクタールの土地を求め、地主青山家の基礎を築き上げました。


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所蔵品展示・イベントのご案内

 館内や隣接する土蔵には、留吉が生前に求めた様々な美術品を展示しております。
 以下の年間計画に合わせ、季節ごとに展示替えを行っておりますので、ぜひご覧ください。
 
旧青山本邸 年間展示計画
展示名展示期間展示概要展示場所
母 屋東土蔵・           研修センター
端午の節句展4月上旬~6月上旬青山家に伝わる鎧兜、五月人形、巨大こいのぼり等、端午の節句にちなんだ品を展示します。 五月人形、
甲冑道具等展示
兜甲冑、祝事品等展示
青山家の暮らし展6月上旬~10月中旬明治から昭和初期にかけて、青山家で実際に使用されていた生活用具を展示します。青山家
生活品展示
青山家生活品展示
旧青山本邸所蔵             美術工芸品展
 
10月中旬~12月中旬青山家が所蔵する美術工芸品を母屋と土蔵で展示いたします。
漁業王の財力を活かして蒐集された美術工芸品の数々をご鑑賞下さい。
美術工芸品展示
(掛軸、絵皿、花瓶等)
美術工芸品展示
(陶器、漆器類、大屏風等)
青山邸のお正月展12月中旬~2月中旬当時、青山家で使用されていたお正月膳や掛け軸の数々を邸内に展示。当時のお正月の雰囲気が感じられます。お正月掛け軸、
祝い膳
正月飾り等展示
蒔絵重箱類、酒盃など、お正月道具類展示
青山邸のお雛様展2月中旬~4月上旬明治から青山家に伝わる古今雛をはじめ、町内の歴史ある雛人形を展示。邸内を華やかに彩ります。青山家古今雛人形
町内 雛人形など
各種雛飾り展示
青山家所蔵 お膳類、紙雛、貝合わせ等展示
その他のイベントなど
イベント名実施時期内容
筝曲演奏会10月中旬の日曜日生田流遊佐筝曲会による琴・尺八などの演奏を行います。(遊佐町芸術祭参加事業)
青山邸 お雛様お茶会3月中下旬の日曜日雛人形展示に合わせて、来館者に抹茶をご提供いたします。
展示期間や内容、およびイベントについては、予告なく変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
※具体的な開催時期はお問い合わせください。




さらに詳しく知りたい方へ・・・ボランティアガイドのご案内

 ・「旧青山本邸案内人会」
 旧青山本邸では、地元の方によって組織される「旧青山本邸案内人会」が、邸内の特徴や展示品についての解説を行っております(要予約)。旧青山本邸にお越しの際はぜひご利用ください。
 お申し込みは0234-75-3145(旧青山本邸受付)まで。

  ※5日前までの予約が必要です。それ以降にご予約の場合は、ガイドを手配できない場合がございますのでご了承願います。
  ※何名様からでもご利用いただけます。
  ※料金は無料です。



 
                                                                                                                                           


 
住 所山形県飽海郡遊佐町比子字青塚155
TEL0234-75-3145
休館日月曜日(祝祭日に当たる場合は翌日休館)
12月29日〜1月3日
開館時間午前9時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
入館料<個人>一般 400円 大学・高校生 300円 小・中学生 200円
<団体>一般 350円 大学・高校生 250円 小・中学生 150円
交 通JR遊佐駅/JR吹浦駅から車で15分
JR酒田駅から車で20分、国道7号遊佐町青塚地内十字路(産直「八福神」の交差点。案内看板あり)より集落に入り200m先。
庄内空港から車で30分
八福神から徒歩5分

 











































北海道小樽に残るもうひとつの青山邸 
小樽 貴賓館(旧青山別邸)  
  

 ○お問い合せ先:遊佐町教育委員会教育課 文化係  ○TEL:0234-72-5892
 ○E-MAIL:bunka@town.yuza.yamagata.jp

 
 


 

この記事に対するお問い合わせ

担当課:教育委員会教育課文化係
担当:
TEL/FAX:0234-72-5892 / 0234-72-3313
 

山形県遊佐町役場

〒999-8301 山形県飽海郡遊佐町遊佐字舞鶴211番地 電話:0234-72-3311(代表) FAX:0234-72-3310
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