(趣旨)

第1条　この要綱は、子宮頸がん検診、乳がん検診、大腸がん検診及び胃がん検診の受診促進を図るとともに、がんの早期発見と正しい健康意識の普及及び啓発を図ることを目的とし、遊佐町在住の特定の年齢に達した者に対して実施する子宮頸がん検診、乳がん検診、大腸がん検診及び胃がん検診に関し、必要な事項を定めるものとする。

(対象となる検診)

第2条　本事業の対象となる検診の種類は、健康増進法(平成14年法律第103号。以下「法」という。)に基づき、集団方式(ドック健診を含む。)及び個別方式により町が実施している子宮頸がん検診、乳がん検診、大腸がん検診及び胃がん検診(以下「がん検診」という。)とする。

(対象者)

第3条　本事業の対象者は、がん検診の受診日において遊佐町に住所を有する者であつて、事業実施年度の4月1日(以下「基準日」という。)において次に掲げる年齢及び性別の者(以下「対象者」という。)とする。

(台帳の整備)

第4条　町長は、基準日において、遊佐町の住民基本台帳に記載されている者及び遊佐町の外国人登録原票に登録されている対象者(以下「基準日の対象者」という。)を整理するため、がん検診台帳を作成する。

(クーポン券の交付)

第5条　町長は、基準日の対象者に対して、がん検診を受診する際に負担する費用(以下「受診者負担金」という。)が無料になる子宮頸がん無料クーポン券(様式第1号)、乳がん検診無料クーポン券(様式第2号)(以下「クーポン券」という。)を交付する。ただし、既に対象となるがん検診を受診している者及び受診しないことが明らかな者については、この限りではない。

(クーポン券の交付申請)

第6条　基準日以降に遊佐町へ転入した対象者がクーポン券を必要とする場合は、遊佐町がん検診無料クーポン券交付申請書(様式第3号。以下「交付申請書」という。)を町長に提出しなければならない。

(検診手帳)

第7条　町長は、第3条に規定する対象者のうち、必要と認めた者に対して、がん検診手帳を作成し、クーポン券とともに配布する。

(検診実施医療機関)

第8条　がん検診を実施する医療機関(以下「実施医療機関」という。)は、町長が法に基づくがん検診の実施委託契約を締結している医療機関とする。

(実施する検査内容)

第9条　がん検診にて実施する検査内容は、法に基づくがん検診と同様の内容とする。

(検診の実施)

第10条　子宮頸がん、乳がん検診を受診する対象者は、クーポン券を実施医療機関に提出し、健康保険証、運転免許証等により本人確認を受けた後、がん検診を受診するものとする。

(対象者の受診者負担金の取扱い)

第11条　実施医療機関は、対象者が本事業対象の検診を受診する際にクーポン券を提出した場合、対象者から受診者負担金は徴収しないものとする。ただし、クーポン券の提出により受診者負担金を徴収しない検診は、各検診1人につき当該年度中1回までとする。

(対象者への助成金支給)

第12条　町長は、事業実施年度の2月末日までにがん検診を受診した対象者のうち、クーポン券を使用せずに受診者負担金を支払つた場合は、当該対象者に対して、次の表に掲げる金額を上限として助成するものとする。ただし、助成の対象となるがん検診は、各検診1人につき当該年度中1回までとする。

(個人情報の保護)

第13条　町長及び医療機関は、がん検診の結果の取り扱いに特に留意し、秘密を保持しなければならない。

(その他)

第14条　この要綱に定めるもののほか、必要な事項は、町長が別に定める。