議　事　日　程　（第　２　号）

平成２３年５月２５日（水曜日）　　午前１０時　開議（補正予算審査特別委員会）

　日程第　１　※補正予算審査特別委員会　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　議第５２号　平成２３年度遊佐町一般会計補正予算（第１号）　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　議第５３号　平成２３年度遊佐町公共下水道事業特別会計補正予算（第１号）　　　　　　

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　本日の会議に付した事件

（議事日程第２号に同じ）

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　　　　　　　　　　　　　　　　　出　欠　席　委　員　氏　名

応招委員　　１３名

出席委員　　１２名

　　　　　１番　　　筒　　井　　義　　昭　　君　　　　　　２番　　　��　　橋　　久　　一　　君

　　　　　３番　　　��　　橋　　　　　透　　君　　　　　　４番　　　赤　　塚　　英　　一　　君

　　　　　５番　　　阿　　部　　満　　吉　　君　　　　　　６番　　　佐　　藤　　智　　則　　君

　　　　　７番　　　��　　橋　　冠　　治　　君　　　　　　８番　　　土　　門　　治　　明　　君

　　　　　９番　　　三　　浦　　正　　良　　君　　　　　１０番　　　堀　　　　　満　　弥　　君

　　　　１２番　　　那　　須　　良　　太　　君　　　　　１３番　　　伊　　藤　　マ ツ 子　　君

欠席委員　　　１名

　　　　１１番　　　阿　　部　　勝　　夫　　君　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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　　　　　　　　　　　　　　　　　説明のため出席した者職氏名

　町長　　時　　田　　博　　機　　君　　　副町長　　堀　　田　　堅　　志　　君

　総務課長　　本　　宮　　茂　　樹　　君　　　企画課長　　村　　井　　　　　仁　　君

　産業課長　　佐　　藤　　源　　市　　君　　　地域生活課長　　池　　田　　与四也　　君

　健康福祉課長　　東 海 林　　和　　夫　　君　　　町民課長　　渡　　会　　隆　　志　　君

　会計管理者　　本　　間　　康　　弘　　君　　　教育委員長　　佐　　藤　　多 嘉 子　　君

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　教育委員会　　　　　　　　　　　　　　　

　教育長　　那　　須　　栄　　一　　君　　　教育課長　　菅　　原　　　　　聡　　君

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　選挙管理委員会　　　　　　　　　　　　　　　

　農業委員会会長　　阿　　部　　一　　彰　　君　　　委員長　　尾　　形　　　　　克　　君

　代表監査委員　　��　　橋　　勤　　一　　君　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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　　　　　　　　　　　　　　　　　出 席 し た 事 務 局 職 員

　　局　　長　　小　林　栄　一　　　次　　長　　今　野　信　雄　　　書　　記　　斎　藤　浩　一

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　　　　　　　　　　　　　　　　　補正予算審査特別委員会

委員長（阿部満吉君）　　おはようございます。ただいまより補正予算審査特別委員会を開会いたします。

　　（午前１０時）

委員長（阿部満吉君）　　５月24日の本会議において、補正予算審査特別委員会委員長に指名されましたが、本任期の最後の定例会となりますので、よろしくご協力をお願いいたします。

　　本日の委員の出席状況は、11番、阿部勝夫委員が入院のため欠席、そのほか全員出席しております。

　　なお、説明員としては、町長以下全員出席しておりますので、ご報告いたします。

　　定例会から本特別委員会に審査を付託された事件は、議第52号　平成23年度遊佐町一般会計補正予算（第１号）、議第53号　平成23年度遊佐町公共下水道事業特別会計補正予算（第１号）、以上２件であります。

　　お諮りいたします。２議案を一括して審査したいと思いますが、これにご異議ございませんか。

　　（「異議なし」の声多数）

委員長（阿部満吉君）　　ご異議ないようですので、一括して審査することといたします。

　　質疑に際しましては、簡明にお願いいたします。また、当局の答弁も同様、審査の進行にご協力をお願いいたします。

　　補正予算の審査に入ります。

　　13番、伊藤マツ子委員。

１３番（伊藤マツ子君）　　おはようございます。今、委員長からもお話があったように、任期満了に伴って最後の議会となりましたが、最後の質疑というふうにしてなりますので、この４年間執行部の皆さんには大変お世話になりました。お礼を申し上げたいと思います。

　　そこで、あと終わりたいところですけれども、そうもいきませんので。

　　（「やっぱり年長議員が……」の声あり）

１３番（伊藤マツ子君）　　年長だからということではないのですが、私もそういうことが言える年になったのかなというふうにして思います。

　　そこで、一般会計の11ページの保健体育費の中で３目の社会体育施設費、そして委託料、工事請負費、備品購入費、この辺の内容についてご説明お願いいたします。

委員長（阿部満吉君）　　菅原教育課長。

教育委員会教育課長（菅原　聡君）　　社会体育施設費の委託料、工事請負費、備品購入費ということで、それぞれ700万円、１億2,800万円、63万円ということで計上をさせていただいております。

　　工事請負費の内容につきましては、町民体育館の改修工事がすべてでございます。中身につきましては、町民体育館の屋根の改修、それから外壁改修、それから町民体育館のトイレの改修という工事内容になってございます。

　　それから、委託料につきましては、その町民体育館の改修にかかわる設計監理の委託料全額でございます。

　　それから、備品購入費につきましては町民体育館とはちょっと違いまして、三の俣にありますスキー場の備品の購入でございます。ロープについて、破損が大きいということで購入をしたいということでの63万円の予算計上でございます。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　13番、伊藤マツ子委員。

１３番（伊藤マツ子君）　　社会体育施設費の工事請負費の１億2,800万円の施設整備工事費は、大変大きいな金額というふうになっておりますので、委託料としても700万円ほど計上されているというふうなことで、今屋根あるいは壁、外壁ですか、そういった改修がされるのだというふうにしてなっておるようですが、そこで特に屋根についてはこれまでもいろいろと議会からも議論がありました。何でああいう形に体育館の屋根はなるのかというふうな話がたびたびこの議場でも議論されました。それで、今度の屋根の改修についてはどういうふうな方法で進められていくのか、こういう形で頭を悩ませるような工法ではないのかどうなのか、そのことをひとつお聞きをしたいのと、それから外壁については数年前に耐震化をしましたね、あの体育館を。あのときにも一定外壁部分も対応したように記憶をしておりますが、それで今また外壁も対応しなければいけないというその辺の内容について２点お聞きいたします。

委員長（阿部満吉君）　　菅原教育課長。

教育委員会教育課長（菅原　聡君）　　屋根につきましては平成２年ということであろうかと思いますが、塗装をしたという経過があるようでございます。その後、ごらんになるとおり、わかるとおり塗装がはげ落ちて、それから一部さびが出ているということで、現状から申し上げますとひょっとしたら雨漏りの危険性もあるというような状況で、屋根の改修を必要とするという状況でございます。それで、今回のその屋根の補修に関していきますと、これまでのように基盤を、塗装はいでさらにまたその上に塗装をするということですと非常に効果が弱いのではないかということを検討いたしまして、この概算の経費を計上する際にあそこの設計をいたしました設計事務所さんとの相談の上で、何種類かの工法の提案をいただいたところであります。その中で、こちらのほうで今現在検討しておりますのは、ガルバリウム鋼板という鋼板を現在の屋根の上にもう一枚かぶせて屋根のほうの補修をしたいということで検討をしているところでございます。

　　それから、外壁につきましては、数年前耐震化工事ということで塗装をしていたという経過があるようです。それはただ全面ということではなくて、１階部分のところを塗装をしたということで、１階以上についてはやはりまだその時点で塗装がなかったということで、いろんなところで塗装の必要性があるのではないかということで、方向的には全面ということでの塗装をしたいというふうにして思っておりますが、その数年前の塗装の状況もありますので、もしさらに数年前した塗装のところが、今回も改めてまたする必要がないということが確認できればそこは除いてもいいのかなということで、これからそこは設計屋との相談の中で少し内容を検討したいと思います。１階部分を塗装したといっても、昨日もちょっと現場を確認したところでありますけれども、やっぱりちょっと汚れが目立つというようなところもあるようですし、方向的には全面ということは考えておりますけれども、もし傷んでいないところがあればここはいいのかなという部分も中には出てくるかと思います。そういう形で塗装をしたいというふうにして思っております。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　13番、伊藤マツ子委員。

１３番（伊藤マツ子君）　　今の説明で大体内容的にはわかりました。

　　それで、屋根のほうについては、かなり雨漏りになりやすいような状況になっているというふうなお話がありました。この工法でいわゆる屋根の改修作業をやった場合には、屋根の部分でどれぐらいの金額になるのか。そして、外壁の塗装部分については、今いろいろ説明いただきました。その外壁塗装の部分についてはどれぐらいの金額になるのか、その辺のところをお尋ねいたします。

委員長（阿部満吉君）　　菅原教育課長。

教育委員会教育課長（菅原　聡君）　　お答えいたします。

　　今回この工事費に入っている工事内容については、先ほど申しましたとおり、屋根の改修と外壁の改修と、それからトイレ改修という３種類が入ってございます。その中で概算ということですので、まだ設計も組んでいないという状況がございますので、若干端数の部分合わない部分もあろうかと思いますが、屋根の改修については4,000万円、それから外壁改修については6,000万円から6,300万円程度、それからトイレ改修については2,300万円という形でおおよその金額を想定をしております。

委員長（阿部満吉君）　　13番、伊藤マツ子委員。

１３番（伊藤マツ子君）　　金額的にはお話しいただきましたので、わかりました。

　　それで、数年前に耐震化の工事をしたときにこういった塗装は一緒にできなかったのかなというふうにして思うのですが、というのは塗装の部分で6,300万円ですか、かなりの金額がかかるわけですが、ああいう工事をする場合には当然ながら、いわゆる工事関係者が上れるような状況をつくらなければいけないですね。対応しますよね。それはパイプを組み立てて、そこを上っていって工事をするというふうな、対応をするというふうな形になるのだと思います。要するに足場かけですね。その足場かけにも相当なお金がかかりますよね。場合によっては半分ぐらいは足場かけだみたいな話もどこかでお聞きしたことがありますが、そのようなまとめた、できるだけ予算をうまく使う、上手に使うというふうな形では、そういうまとめた工事の対応ができなかったのかなというふうにして思うのですけれども、予算的に当時はやっぱり無理だったのかどうなのかなというふうな考えもいたしますが、その辺１点お尋ねしたいと思います。

　　そして、今回は歳入のほうでも一定の8,000万円の金額が計上されておりますので、それを活用するというふうな形になろうかとは思いますが、そういうふうな考え、今お話をしたような考え方で対応を当時できなかったのかどうなのか、当時はまだそこまで塗装の必要がなかったのかどうなのか、その辺もあわせてお尋ねしたいと思います。

委員長（阿部満吉君）　　菅原教育課長。

教育委員会教育課長（菅原　聡君）　　その数年前の耐震化工事における塗装の必要性については、ちょっと手元の資料で確認しておらなかったわけですけれども、多分予算の関係でそういう形での塗装にとどまったのではないかというふうに推測をしておるところでございます。今回１億2,800万円の工事費、改修という形で計上をさせていただいておりますが、この工事費の財源ということについては振興計画にも載せておりますけれども、平成24年度で計画をしているという工事内容、工事計画ということでございました。さまざま屋根の現状を見ると早目に改修を必要とするという意識はありましたが、何せいろいろな補助金、記載等々の財源がなかなか該当しないという中での１億円以上の工事ということになりますので、非常に財政上からも踏み出し切れないという部分も正直言ってあったろうかと思います。それで、昨年中にいわゆるスポーツ振興くじ助成金という制度、いわゆるｔｏｔｏと言われている部分での助成金に申請をしましたところ、４月の20日で上限8,000万円という助成制度の該当をすることができたということで今回の工事に踏み切ったということでございます。

　　なお、5,500万円の財政調整基金の取り崩しという中での財源手当てということでございますので、その工事につきましてはその財源の効果的な活用をしながら工事内容を決めていきたいというふうにして思います。

委員長（阿部満吉君）　　13番、伊藤マツ子委員。

１３番（伊藤マツ子君）　　今のお話では大体わかりましたけれども、雨漏りの危険性があるこの屋根のほうですが、これは新たな工法で対応するというふうなお話がありました。それで、今のような形にはならないような工法でしていただきたいというふうなことをお願いいたしまして、この項は終わりたいと思います。

　　それから、10ページに教育費の中の社会教育費、しらい自然館費、工事請負費が130万円、施設改良工事費ですが、こちらのほうの説明お願いしたいと思います。

委員長（阿部満吉君）　　菅原教育課長。

教育委員会教育課長（菅原　聡君）　　この工事請負費につきましては、しらい自然館の灯油タンクのいわゆる建屋と言われる部分の破損についての補修という内容になってございます。ことし豪雪ということになりまして、しらい自然館の屋根にも随分積雪があってそれが落雪したということになるわけですけれども、中庭に面しているところに灯油タンクがございます。それを囲っている建屋ということであるわけですが、そこに落雪が直撃をしたということで、雪どめもあったわけですが、雪どめも20個ほど落ちるというようなことで、そういう雪どめもきかなかった部分もあってその灯油タンクの建屋が変形しているということで、これを修理をするということになるわけです。それで、修理については３社ぐらいからどの程度の経費が必要であろうかということで参考見積もりをいただいて、今回の予算の額になったところでございます。

　　なお、配管も一たん外してその建屋をつけかえるというような工事内容となるようでございますので、このぐらいの額になったということでございます。

委員長（阿部満吉君）　　13番、伊藤マツ子委員。

１３番（伊藤マツ子君）　　内容についてわかりましたが、今配管も含めてというふうな話になると、しらい自然館は一定期間休まなければいけないのか、そういうことはないのかどうなのか、その辺ちょっとお尋ねしたいと思います。

　　それから、以前に私しらい自然館の内部の壁について、あれは一体どういうふうな状況で白い粉のようなものがついているのだと、壁の表面に。そういう質問をしたことがありました。それは行ってきちんと調査をしてやはり対応しなくてはならない部分については対応せざるを得ないのではないかというふうなお話を申し上げました。それで、その後そちらのほうはどのような対処をされているのか、お尋ねいたします。

委員長（阿部満吉君）　　菅原教育課長。

教育委員会教育課長（菅原　聡君）　　今回の灯油タンクの建屋の関係につきましては、配管の問題があります。今のところ工事がどの程度の期間なのかということについてちょっと把握をしておりませんが、休館というところまでは現在のところは考えておらない状況でございます。

　　それから、２番目の入り口付近の白い粉の、木材からしみ出しているというご質問、前の議会のときにも質問をいただいた事項でございましたが、現場のほうに設計屋さんとあわせて行きまして、確認をしたところでございます。お話によりますと、その木材に防火剤を、溶剤をしみ込ませて耐火の機能を強化した木材を使ったということのようでございますが、それがしみ出してきているというようなことで、前にもそういうことがあったということで、その部分については承知をしてございました。それで、対応については、余りひどければサンドペーパーなりでそこを磨くと、あるいは落とすというようなことで対応可能なのではないかというお話を受けております。どの程度ちょっとしなければならないかも含めてこれからその対応をしたいと思います。

委員長（阿部満吉君）　　13番、伊藤マツ子委員。

１３番（伊藤マツ子君）　　今のお話ですと、防火剤のしみ込みをさせたためにそれがしみ出してきているというふうなお話がありました。私は当時見たときには、もしかしたらいわゆる木材が乾燥していないような状態の中で活用されたがためにああいうふうなカビではないのかなというふうにして思ったのですが、今の話だとそうではないと、いわゆる薬品がしみ出してきているというふうなお話がありました。たしか入り口付近だけではなくて、あそこは多目的の部屋となっているのかどうなのか、ピアノのある部屋ありますね。あの辺にもそういう状況があったように記憶しております。それで、やっぱりお客さんが洋服でこすったようなときにそういった白い物がつくようなことは、やっぱりあってはならないであろうというふうにして思いますし、その辺の対応は今後検討されるようですので、それはそういう材料を使ったわけですので、その対処はやっぱりしなければいけないなというふうにして私は思います。これは、サンドペーパーでこするような話がありました。以前もそういう状況があったというふうな説明がありました。これはそうすると、町の予算で対応するのか、それとももう何年もたっていますので、業者責任としてはならないのかどうなのか、そういう材料を選んだ責任は町にあるのかどうなのか、その辺ちょっとどういうふうになるのかなというふうにして思うのです。前回は町の予算で対応したのかどうなのか、その辺どこまで今課長としてそのときの状況を把握されているのかどうかわかりませんけれども、今把握されているとすればその辺もあわせてお尋ねしたいと思います。

委員長（阿部満吉君）　　菅原教育課長。

教育委員会教育課長（菅原　聡君）　　そのしみ出ている箇所については、実際現場に行ったときには玄関部分しかちょっと私は確認できなかったのですけれども、今お話ありましたとおりほかの部分でもあるというふうなお話であればもう少しそういう現状を確認をして、どの程度のものが作業が必要なのかを見きわめたいというふうにして思います。

　　その経費の問題については、この段階でどちらのというふうなことでは判断ちょっとできませんので、なおどの程度のものが必要になる、いわゆる対応が必要になってくるかということで、それを踏まえながら少し検討させていただきたいというふうにして思います。

委員長（阿部満吉君）　　13番、伊藤マツ子委員。

１３番（伊藤マツ子君）　　あの建物を建設する上でその防火剤の薬剤をしみ込ませたというのは、大体どの時点なのか。多分建てる前に材料の段階でしみ込ませたのではないかなというふうにして私は思うのですけれども、想像するのですが、そういった材料には一定、当時はですよ。当時は、こういうふうな状況が起きるというふうなことが多分業者もわからなかったのではないかなというふうにして思います。使っているうちにそういう状況が出てきて、初めてこの材料にはこういう欠点があるのだというふうなことなのかなというふうにして思いますので、その辺の状況を一定把握していただきながら必要なものについては対応していただきたいと思います。この項を終わります。

　　それから、９ページに移っていただきたいと思います。一般会計９ページ、この９ページの中で衛生費の中の保健衛生費、そして環境衛生費がありますね。この環境衛生費の中で、14節使用料及び賃借料、これは370万円、斎場非常用発電機賃借料……

　　（「37万円」の声あり）

１３番（伊藤マツ子君）　　ああ、37万円。失礼しました。それから、15節には工事請負費30万円、施設整備工事費がありますが、この内容についてお尋ねいたします。

委員長（阿部満吉君）　　池田地域生活課長。

地域生活課長（池田与四也君）　　お答えいたします。

　　環境衛生費、役務費、手数料として22万円、賃借料としまして37万円、斎場非常用発電機賃借料、工事費として30万円計上をさせていただきました。これ地震等で停電となったときに、その対応としまして火葬炉が停止しないように、臨時にリースという形で発電機を設置するということで、昨年度３月の定例会におきまして補正をいただき、配電盤の整備工事をさせていただきました。その継続事業としまして、今回そのレンタルに係る11回分の発電機の賃借料。11回分というのは、１回試験設置するということを含めての11回。同じく11回分として、その発電機に電気配線、ブレーカー等の接続に係る手数料としまして22万円。そして、昨年度においては火葬炉のみの通電ということを考えておったのですが、今回改めて検証しまして、斎場全体、電灯、それから冷暖房設備にも電気を通すべきではないかというようなことで、その分電灯配線の切りかえ工事に係る費用として30万円計上をさせていただきました。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　13番、伊藤マツ子委員。

１３番（伊藤マツ子君）　　内容について一定わかりました。

　　それで、ちょっとお聞きをいたします。職員の方にはお話をしましたけれども、課長多分聞いているのではないかと思いますけれども、５月の上旬に実は斎場から煙が上がったのです。それで、あれはたしか休みの日だったと思いますが、連休だったか、その後の休みの日だったかちょっと私も記録をしていなかったものですから、最初は遠くから見たときに、えっ、どこかで火事というふうにして思ったのです。そして、その斎場に近づいてきたならば、通り道だったものですから、あっ、斎場から煙が出ているというふうにして見ました。その煙の色は、たばこの煙よりはもっと灰色がかっているような色でした。えっ、まさかというふうに思ったのですが、あの建物は、たしか斎場をつくるときには煙の出ない建物としてつくったはずなのです。でも、建設した当初は一定煙が何度か出たというふうなことがあったようです。しばらくそういう話を聞かなかったのですが、私は最初まさか斎場から出ているとは思わなかったものですから、でもそれ私が見たのは車を通過する時点の話で、それを見たときには斎場から出ているということがわかりませんでした。斎場のそばまで行ったときに初めて斎場から出たのだとわかりました。でも、その間わずかな、車で走っていますので、１分あるかないかの状態だったかなというふうにして思います。その間に通過をするころには煙がだんだん出なくなってきまして、しばらくあそこでずっと、５分ぐらい見ていましたけれども、その後は煙は出ませんでした。車が何台か駐車場にありましたので、あっ、きょうはもしかしたら多分葬儀の関係で斎場を使っているのかなというふうにして認識をしました。それで、職員の方には、吉出の地区の皆さんとは煙は絶対出さないようにというふうな話し合いのもとであそこにまた再度新たな斎場を改築したというたしか経緯があったと思いますので、その調査をしっかりしていただきたいとお話を申し上げましたが、その話は課長に届いているでしょうか。

委員長（阿部満吉君）　　池田地域生活課長。

地域生活課長（池田与四也君）　　環境係長より報告をいただきました。すぐさま火葬作業員のほうに連絡を入れていただきまして確認をとりました。まず、結論から申し上げれば、機械のトラブルではないというふうなことを言っておりました。私も、吉出地区の人間であります。私の見聞に照らせば、特にその斎場関係、ばい煙等上がったとか、そういった苦情なり、災害、被害のことが話題になったことは、私の記憶では、中吉出では一度もないかと思います。

　　今回のその原因については、どうしてもいつのどの火葬かという特定ができませんでしたので、ただその火葬員さん、十五、六年の経験に照らしてのお話をされておりましたけれども、燃焼の温度が800度くらいなのだそうです。ただ、ご遺体の損傷のいかんで、例えば事故だったとか、あるいはその方の、失礼なお話なのですけれども、ちょっと体形の関係だとか、それらで燃焼の温度がぐっと900度くらいに上がってばい煙をいっとき出すということがあるのだそうです。これはそういう状況の中ではあり得るというようなことでありましたので、トラブルということではないかと思いますので、ご安心いただきたいと思います。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　13番、伊藤マツ子委員。

１３番（伊藤マツ子君）　　いや、今の話ですと、要するに煙が出ることはあり得るのだというふうなお話がありました。でも、それは普通は800度、場合によっては900度ぐらいになったときにはそういう状況が起き得るという話は、今私初めてお聞きいたしました。これはでも最初の段階では、今その状況を知っているの、こういう議論を知っているのは私と議長ぐらいしかいないと思いますが、当時は煙の出ない火葬場だというふうなことだったのです。それが状況によっては出るのだというふうな話は、私は通らないのではないかなというふうにして思います。900度になるような状況があるのだとすれば、900度にならないような手だてをその場で講じなければならないのではないでしょうか。そのような対策、対応というのは現場ではとれないのかどうなのか、その辺お尋ねいたします。

委員長（阿部満吉君）　　池田地域生活課長。

地域生活課長（池田与四也君）　　お答えします。

　　維持管理としまして年に２回の業務委託で専門の業者に、その設置設備業者に管理をお願いしているという関係もありますので、また近々その業者との管理打ち合わせ、あるいはその後の工事打ち合わせに入ります。その段階で、その時点でその辺のもしこれが設備によるふぐあいであったらば当然のこと、その対応をいたしますし、そういうような状況確認をさせていただきたいと思います。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　13番、伊藤マツ子委員。

１３番（伊藤マツ子君）　　ぜひ煙の出ないような対策をとっていただきたいというふうにして思います。この斎場に関しては、名前を申し上げて申しわけない気もするのですが、かつて佐々木俊夫さんが議員であった当時、よく斎場の問題を取り上げておりました。あの方はすぐ目の前というか、近いものですから、煙が出ったっけというふうな話をしていたこともありましたので、そのときに厳重注意的な話もされておりました。佐々木さんがこの間は多分見つけなかったのだろうなというふうにして思いますけれども、地域の皆さんも多分時間的にはわずかな時間であったので、気がつく人も場合によってはいなかったのかなというふうにして思いますので、この辺は十分に気をつけていただいて、現場の担当者の方には火葬炉を使用するに当たっては時々外に出ていただいて、大変かなとは思いますが、現状を把握していただきたいなというふうにして私は思います。これは二度とというか、こういうことのないような対策をとっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

　　それから、もう一点ですが、関連で大変申しわけないのですけれども、環境衛生の関係の中でちょっとお尋ねいたします。イバラトミヨが最近いなくなったと、八ツ面川に最近見えなくなったというふうなお話をお聞きしましたが、その原因がどこにあるのかなというふうにして地域生活課の土木係のほうにもちょっとお聞きをいたしました。去年あたりの工事で何かそういう影響が出るような工事はしなかったのかというふうなお話をしました。そしたらば、八ツ面川沿いの工事はあったけれども、川には一切入っていないので、そういうことはあり得ないでしょうというふうなお話がありましたので、それてそのことは環境衛生のほうの職員の方にも一応お話をしました。調査をしてほしいというふうなことを申し上げましたが、その後どのような調査をされたのかどうか、お尋ねいたします。

委員長（阿部満吉君）　　池田地域生活課長。

地域生活課長（池田与四也君）　　お答えいたします。

　　私たまたまきょう八ツ面川沿い、遊歩道を自転車でこいできて出勤したのですが、大変澄明な流れで、さやかに川水が流れていた。気分よく出勤してきたのですが、保全池のところにも立ち寄りました。ちょうどこういう時期でありますので、農業用水が随所からパイプで流入しておりまして、その関係もあるのだと思います。保全池を木の端から臨みますと、イバラトミヨかどうかはちょっと確認とれなかったのですが、小魚が泳いでおりました。これも改めてということになりますが、八ツ面川管理組合の皆さんと６月の上旬あたりに沿川の踏査をする予定でおります。もちろんこの八ツ面川は、遊佐町、この元町の環境のシンボルとして、県営事業としてあのような特徴ある石組みで改修になった。それに加えて、保全池だとか、木の橋だとか、町単独事業としていわゆる親水設備を施した川でございますので、そういった意味でも特にイバラトミヨがすめるというところがこの川の特徴として、またそれをねらいとして保全池等を設置したということもありますので、その辺の存在、生息の確認もとりながらまた専門家ともその結果を踏まえて対応を考えたいとは思います。

　　調査をしたかということでありますが、私２度その場に仕事で赴きました。１点は、伊藤委員のそういった要請を受けてかではなかったかもしれませんが、我らの現場の責任者として常にそういう状況を確認しておきたいというふうなことで、これも環境係長と出向いたと。川の状況を確認したと。そのときも特に濁りだとか、川に異常はありませんでしたし、昨年度の土木事業において転落防止のためのさくを設置しました。ご指摘のとおり、工事の施工に当たっては施工業者のほうに厳しく指導をしております。具体的に言えば、スコップ１本洗うにしてもあの八ツ面川で洗わないようにというふうなことまで言っておりますので、そのことで影響を受けるなどということは全くないと思います。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　13番、伊藤マツ子委員。

１３番（伊藤マツ子君）　　広報「ゆざ」1997年２月号、この中に、八ツ面川にはイバラトミヨを初めとして、現在では貴重種と言われるホトケドジョウ、ウマノクソドンジョ、それからアカヒレタビラ、ヤリタナゴ等がすんでいると。そして、この当時はその成果は着々とあらわれている。イバラトミヨは2,000個体以上生息しており、特筆すべきはメダカの繁殖であろうというふうなことが書かれておりますので、イバラトミヨだけではなくて、その他の魚もいるだろうというふうにして思います。イバラトミヨは名前のごとくとげのある魚だというふうにしてお聞きをしておりますけれども、最近水が汚れているというふうな話もありましたので、もしかしたらその辺の事情があったのかなというふうな感じもいたしますので、せっかくイバラトミヨを生息させるような状況であの八ツ面川を整備をしましたし、貴重な魚だというふうにしても言われておりますので、これをいなくなるような形には絶対にしてはならないというふうにして思いますので、しばらくいろいろと意識を持って対応していただきたいなというふうにして思いますので、そのことをお聞きをして私の質問は終わります。

委員長（阿部満吉君）　　池田地域生活課長。

地域生活課長（池田与四也君）　　全く同感でございます。希少な魚のほかに植物も、自生しているもの、あるいは植栽したものが多々、多種ございます。あの川を整備した目的が何かということを改めて強く意識しまして、先ほども申し上げましたとおり、八ツ面川管理組合の皆さんと一度踏査をした上でその辺の課題を共有しながら、また施設そのものの課題も何かと要望も含めて出されておりますので、あわせて検討をしていきたいというふうに思います。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　時田町長。

町　長（時田博機君）　　ちょっと八ツ面川の保全池の点、川の汚れという形の今お話ありましたけれども、私も実はきょう朝散歩であの保全池のところずっと歩いてきたのです。実は去年から朝日堰の水が入るようになりましたし、きょうは井戸もしっかり電気で保全池の真ん中にきれいな状態で、きょうは保全池安心してきたところでありました。以前は、八ツ面川というと上長橋の神社のところからずっと農作業の排水等がかなり入るという形で汚れが心配されておりましたけれども、きょうの八ツ面川の状態見ますときに、ああ、やっぱり朝日堰からきれいな水をもらって入れることができて水質はかなり改善したのだなという思いしています。今、遊佐高等学校が町内のフィールドワークという形で、魚の研究家の第一人者、鈴木さんからご指導いただいて、八ツ面川の魚という形、また遊佐町の川の魚という形、大江さんもいらっしゃいますし、そんな形でいけば地元にそういうスペシャリストがお二人も、大変著名な方がいらっしゃる中での地域の高校に、そしてそんな活動をしっかりまた地元の管理組合で管理していただいているということありがたく思います。ただ、組合の皆さん非常にやる気十分で、やっぱり汚れはなるべく出さないようにしようやという形の声がありました。水車が回らないのは何でだと逆に町に怒られると、いわゆる井戸の水が多少、冬の間田んぼに水入らないわけですから、水の出が悪くてという形もありましたけれども、町としてはしっかりそれらはやっぱり専門家のご意見いただきながら、そして一緒に踏査しながら町民の皆さんとという形しっかりと整えてまいりたいと、このように思っております。きょうは本当に気持ちのいい朝の散歩で、水がきれいでしたので、ほっとして帰ってきたところでしたので、ご報告させていただきます。

委員長（阿部満吉君）　　これで13番、伊藤マツ子委員の質問は終了いたします。

　　９番、三浦正良委員。

９　番（三浦正良君）　　おはようございます。それでは、私からも二、三質疑させていただきたいと思います。

　　初めに、９ページの水産業費についてお伺いをしたいと思います。９ページの水産業費の一番下のほうに岩がき増殖支援事業補助金130万円が出ております。これは聞くところによると協議会の補助金というような内容のようなのですけれども、この補助金の調査費というようなことですが、どのような調査をやられるのかをお伺いをしたいと思います。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　お答えいたします。

　　岩ガキにつきましては遊佐町を代表する夏の資源なわけでございますが、最近流れが変わったり、あるいは砂が堆積するということで、枯渇が心配されるという状況になってございます。ことしも白木のほうにヘッドランド１つできるということで、流れは変わるかとは思うのでありますが、それらのどういう場所でどういうふうにすればいわゆる岩ガキが育つのかということを今年度は調査していきたいというふうに思ってございます。これにつきましては早急に県とも協議をしてございまして、県のほうでも大変心配しておりました。それで、平成24年度からの２カ年事業で県事業でも取り組みたいということで県と今協議を進めている最中なのでございますが、今年度につきましては十六羅漢から女鹿までの間でどういう場所で育つのか、石を置いたり、あるいは現在埋まっている石を清掃したりというところで、どこにどういうふうにすると岩ガキがつくのかというところで調査を行いたいというふうに思います。24年度につきましては県事業で200万円ほどの事業ということで想定しているのですが、実際の測量等に入って、例えばどのぐらいの量でどういうふうな方法でという測量に入りまして、25年度に実際の整備事業に入ると。今のところ予算としては5,000万円ほどということで県と協議をしてございます。

　　なお、調査につきましては、岩がき増殖協議会の皆様地元の方々ですので、一番よく流れとかその状況ご存じだということで、そちらのほうに清掃ですとか、あるいは当然潜水なんかも含みますけれども、清掃あるいは岩を置くというふうな作業も委託したいというふうに思ってございます。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　９番、三浦正良委員。

９　番（三浦正良君）　　今説明をいただきましたけれども、本当に岩ガキが今ピンチな状況になるというのは皆さんご存じなことだと思います。本当に今吹浦の岩ガキが非常に少なくなってきた。いろいろな結果のために少なくなってきたのだろうとは言われておりますので、ぜひ今説明をしていただいたような砂の件だとか、それから場所のことだとか、いろんなことをしっかり調査をしていただいて、遊佐の夏のブランド岩ガキ、そして鳥海山、この２つのセットをこれから町の夏の観光には非常に大切なことではないかなというふうにして思いますし、また岩ガキはこれからずっと永劫にブランドとして続けていっていただきたいとは思います。そういう面から考えても本当にしっかり調査をして、その計画今課長が答えられたような来年、そして24年、25年しっかりとした調査のもとでしっかりした事業をやっていただいて、その基盤をつくっていただきたいなというふうにして思いますけれども、その辺町としてどのような方向でおられるのかをお伺いをしたいと思います。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　お答えいたします。

　　ただいま三浦委員おっしゃったとおり、岩ガキというのは本当に遊佐町を代表する夏のブランドでありますので、しっかり量を確保してまいりたいというふうに思ってございます。

　　なお、先般農林水産の県の担当課長会議がございまして、県にもその旨強く言ってまいりましたので、県からもぜひ頑張ってくれということで言われております。また、他の市町村の課長さん方も遊佐町の岩ガキがそのような状況だということを知らなかったということで、これぜひ頑張ってくれという熱いエールをいただいてきたところでございます。今回のこの調査地元の方々と協力しながらしっかりやりまして、その量を確保していきたいという所存でございます。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　９番、三浦正良委員。

９　番（三浦正良君）　　先ほどお答えされたように、ぜひこの件は大きな事業といいますか、そういうものになろうかと思いますので、町でもしっかり県のほうにいろいろと相談をしながら、また援助をいただきながら、山形県の岩ガキというような、そんなイメージも含めながらこの遊佐の岩ガキを育てていただきたいなというふうにして思いますので、よろしくお願いいたします。これでこの項を終わりたいと思います。

　　次に、地域生活課のほうにお伺いをしたいと思います。都市計画費の中で55万2,000円ほど出ておりますけれども、これ公共下水道事業特別繰出金というふうにしてなっておりますけれども、この辺のところご説明をお願いをしたいと思います。

委員長（阿部満吉君）　　池田地域生活課長。

地域生活課長（池田与四也君）　　お答えします。

　　一般管理費、委託料55万2,000円は、４月の７日の地震発生に伴いまして、また長期停電となりました。それによりまして町内の下水道設備でありますマンホールポンプがストップ、機能停止いたしました。それで、マンホールからの汚泥、そのマンホールに流入する汚泥が外部に流出する可能性があるといった危険箇所からバキュームカーで汚泥を抜き取る作業をお願いしたその委託料でございます。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　９番、三浦正良委員。

９　番（三浦正良君）　　バキュームカーでくみ取る、そういう内容のことだというふうに説明があったのですけれども、たしか３月11日の震災のときに、町のほうで浄化槽の使用をある程度自粛するような、そういう防災無線で時々流れたというようなことがあったようですけれども、たしかキャパ的には終末処理場は十分あったのかなというふうにして思うのですが、その辺のところとの組み合わせ、たしか長期停電によって非常のときの非常発電の長さといいますか、そういう時間的にも非常発電が十分に持ちこたえられなかったのか、その辺の状況はどうなのかをお伺いをしたいと思います。

委員長（阿部満吉君）　　池田地域生活課長。

地域生活課長（池田与四也君）　　三浦委員ご指摘の広報といいますか、行政無線を通じたお知らせについては、おっしゃるとおり３月11日、その翌朝になりますか、停電が長期間に及ぶと予測されたということがありまして、翌朝の８時ごろでしたか、節水の呼びかけをご協力をお願いしたということであります。節水することによって汚水流入が減るというふうなねらいでそのような対応をしたものでございます。

　　全体施設の対応状況についてでございますけれども、発電機は浄化センターに１台設置なっております。ほかはありません。その発電機によりましてセンターに運び込まれる汚泥を除じん機で一たん汚泥と不純物とに分けまして、そこからポンプで調整槽にくみ上げるといったそのくみ上げるためのポンプアップ、それに係る発電機ということで、そこまでの作業といいますか、機械的な作業はなされるのですが、先ほど申し上げましたとおり、マンホールポンプについては公共下水道で65基設置してあるのですが、そのうち特に流入の多いマンホールポンプというのが何カ所かありまして、例えば一番身近といいますか、これ一番近いところで漆曽根のそねた橋の北側にあるのですが、これ高瀬方面からと遊佐方面からのものが自然流下してきまして、そこに大量の汚泥が滞留してしまうといったことで、そのままにしておれば外に流出というふうなことで、その調整槽とのバランスの中で一たん流出しそうなマンホールポンプからくみ取って運搬をして調整槽に運び込むという作業を何カ所かやるといった形で対応をさせてもらっております。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　９番、三浦正良委員。

９　番（三浦正良君）　　非常時の場合のそういう、きのうから話がありましたように、命を守りながら、そして日々の生活、最低必要な、これも社会インフラの電気と同じような大切なことなのかなというふうにして思いますので、その辺のところをもう一度再点検をしていただくということも必要なことなのかなというふうにして思います。非常時の場合の発電装置がしっかり整っているのか、それから今話しされたように、その浄化槽の槽をもうちょっと工夫をして増設するとかなんかの形の中で、本当に今下水道のほうでいろいろな形で接続率の向上を町民の皆さん方にもお願いをしているわけですので、その辺のお願いはしながらもしっかりと受け入れ態勢も整っておるのかということも課題であろうと思いますので、その辺もこれからの課題として取り組んでいただきたいと思います。

委員長（阿部満吉君）　　池田地域生活課長。

地域生活課長（池田与四也君）　　お答えいたします。

　　他の市町村の中にはマンホールポンプ場というような形で、大きなといいますか、大規模な設備を整えて、そこに発電機を設置をしているという地域もございますが、遊佐町は何せ構造上といいますか、道路の下に例えば先ほど申し上げました漆曽根であれば六、七メーター下まで掘り込んでポンプを……もっと下ですね。その圧送式のポンプを入れているというふうなことで、どうして物理的にといいますか、発電機を設置する状況にないということがまず１つ。これ欠点ではあるかもしれませんが、そうであるという実態をご理解いただきたいというふうに思います。

　　施設機能の拡充に関しましては、一応計画上その浄化槽センターに回分槽を今２基ほど設置してあるのですが、それを拡充するという計画等はあるのですが、まだその実施には至っていないといいますか、昨今の人口減少等々、その他の理由によりまして、その辺は計画の再検討をしていきたいと思います。今回3.11、4.07の災害、長期停電というある意味我々の経験則を踏まえて、課題は発電機の拡充と、そして上水道であればそれに必要な燃料の確保というようなことが喫緊の対応課題というふうに課題は整理しておりますので、きのうも申し上げましたが、一定の体制整備はさせていただきましたが、まだまだベストとは言いがたいものがあろうかと思います。早速きのうこの議会終えたところで、また係のほうにはその検討をお願い、指示したところであります。議員の皆さんからもさらなるご指導をいただければありがたいと思います。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　９番、三浦正良委員。

９　番（三浦正良君）　　ぜひ水道と下水セットで人間の毎日の生活の中で欠かすことのできないものでございますので、今課長答弁のようにしっかりとした対応をしていただきたいなというふうにして思います。これでこの項を終わります。

　　次に、先ほど13番委員が質疑上げましたけれども、社会体育施設、11ページのところで学校教育課長にお伺いをいたしたいと思います。先ほど13番委員の中からいろいろな質疑がありましたように、大体内容はわかりました。それで、この財源のほうなのですけれども、ｔｏｔｏのほうで8,000万円、幸いに宝くじが当たったという、これは非常にありがたいことですし、いろいろな経過の中で町の方でもそれぞれの目に見えない苦労があったのかなというふうにしては思います。それと同時に5,500万円財調からの繰り入れがあるわけです。しかし、これは簡単に言えばナマガネになるわけですので、ぜひこの辺のナマガネをどのようにして有効利用といいますか、地元の町内の経済活動に役立つような使い方、あるいは町全体でこれだけのせっかく財調でいろんな価値のあるような使い方をしましょうというようなことで積み立てておられる財調基金でございますので、その使い方を考えてみても一本でこの工事を出すよりも、２つか３つに分けていろいろな工事の業者に入っていただいて、いろいろな形の中で全般的に町に、商工業の方々にプラスになるような方法はあるのではないかなというふうにして思われるのですけれども、この辺いかがなものでしょうか。

委員長（阿部満吉君）　　菅原教育課長。

教育委員会教育課長（菅原　聡君）　　お答えいたします。

　　当初この体育館の開所については、平成24年度計画ということで先ほど申し上げたところでございますけれども、これを前倒しをして平成23年度、今年度に実施ということで、その計画実施変更については企画調整会議ということの中でこの前倒しについての議論をいただいたという状況でございます。その際に工事トータルでいけば１億2,800万円の事業費ということになるわけですが、分割発注ができないのかということでただいまご質問いただきましたいわゆる町内業者参入の部分についても、十分配慮をすべきではないかというような議論になってございます。そういう意味では、今後設計段階含めてその分大きくいけば屋根、外壁、トイレの３種の工事になるわけですけれども、大くくりでいけばそういう工事になるわけですが、分轄ということで工事ができないかの、設計段階からの検討を進めたいと、こういうふうに思います。

委員長（阿部満吉君）　　９番、三浦正良委員。

９　番（三浦正良君）　　今、町の経済も非常に厳しくなっているというのはご存じのとおりでございます。ぜひ町の事業がそういう部分の援助をさせていただくということは非常に大切なことであろうかと思いますし、ぜひそういうような方向で事業を進めていただければありがたいことなのかなというふうにして思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。

　　以上で私の質疑を終わります。

委員長（阿部満吉君）　　これで９番、三浦正良委員の質問は終了いたします。

　　８番、土門治明委員。

８　番（土門治明君）　　８ページの６の財産管理費40万5,000円ほど町有地管理委託料が出ておりますけれども、この内訳についてお尋ねいたします。

委員長（阿部満吉君）　　本宮総務課長。

総務課長（本宮茂樹君）　　お答えを申し上げます。

　　これにつきましては、土地の鑑定委託料として計上をさせていただいております。場所といたしましては、旧吹浦小学校の跡地、この中に民有地の大きく入っている部分がございます。2,297平米ほどになりますが、ここについての鑑定をお願いをしたいという委託料でございます。

委員長（阿部満吉君）　　８番、土門治明委員。

８　番（土門治明君）　　この大きく民有地が入っていたということなのですけれども、これを今度町で買いたいという意向でこの鑑定を今進めているのかなと思います。それで、それ今までこれを学校の敷地として借りていたという経過になりますよね、今のから推理しますと。今まで無償で借りていたのか、その辺もお尋ねしたいと思います。

　　２点。

委員長（阿部満吉君）　　本宮総務課長。

総務課長（本宮茂樹君）　　お答えを申し上げます。

　　ただいま鑑定をお願いします土地については、登記簿上の所有者の名義が信成合資会社というところになってございまして、現在は土地の所有権の承認が本立信成株式会社のほうに移行をしているという土地でございます。何分古い歴史を持つ小学校の敷地になるものですから、当時からの経緯を表する書面は確認できませんが、今現在これまでの確認できる範囲の中で借地料としてお支払いをした経過はなく、無料で毎年お借りをしているというところでございます。

　　なお、一部小さい面積ではございますけれども、55戸組合からお借りしている104平米くらいの土地があるのですが、そこについては毎年賃借料をお支払いをしてお借りをしているという経過がございます。

委員長（阿部満吉君）　　８番、土門治明委員。

８　番（土門治明君）　　今の総務課長の説明聞いて驚きました。その土地は、多分旧本間家の土地だと思います。この信成合資という会社は本間家の土地の管理の会社なものですから、すべて光が丘とか無料でみんな貸していたという経過ありますので、吹浦のそこもそのように貸していたというのは本当に今驚きました。それを今、今度町の財産として買収するということですよね。こういう歴史的なものを今聞かせてもらいまして、本当にありがとうございます。できるだけ町としても今までの無償で借りていたということへの感謝というものを込めて余り安くならない程度にして、好意的に進めていただきたいと思います。この件につきましてはこれで終わります。

　　（何事か声あり）

８　番（土門治明君）　　では、お願いします。

委員長（阿部満吉君）　　本宮総務課長。

総務課長（本宮茂樹君）　　旧吹浦小学校跡地については、どこの地域もそうですけれども、小学校の跡地ということは非常にその地区民にとっては思い入れの多い大切な土地であろうと考えております。この部分については小学校跡地ということで、教育課長のほうからこの会社のほうに今現在の新たな小学校を建てて、これまでの小学校については解体をさせていただきますということで説明に上がらせていただきました。その際に会社のほうからは、今もう要らなくなったからお返しをしますよと言われても会社のほうとしても非常に困るというような状況もありますので、できるならば購入をしていただけるのであれば大変ありがたいというようなニュアンスのお言葉を、説明をいただいたところであります。町としてもこれまでの歴史的な経過を踏まえて鑑定をしていただいて、適正な価格でこれらを求めて、今現在吹浦のまちづくり協議会のほうにこの跡地の利用についてもお話しさせていただいて、地域の考え方を伺っているところでもございます。町としてここはしっかりと確保をした上で地域の有効な土地利用に結びつけていけるように、また土地利用懇談会等に最終的にはご意見をいただくことにはなろうかと思いますが、そういった形の中で進めてまいりたいというふうに考えてございます。

委員長（阿部満吉君）　　８番、土門治明委員。

８　番（土門治明君）　　丁寧な答弁ありがとうございました。

　　それでは次に、同じページの社会福祉総務費に98万7,000円、地域支え合い体制づくり事業補助金が計上なっておりますけれども、内訳お願いいたします。

委員長（阿部満吉君）　　東海林健康福祉課長。

健康福祉課長（東海林和夫君）　　お答えいたします。

　　この事業につきましては実施要綱を定められて、市町村といいますか、県のほうから案内が来たのがこの２月でございました。それで、急を要するような事業スケジュールでございまして、ちょうど３月の定例会終了あたりまでに希望があれば申し込んでくれと、こういうふうなスケジュールでございました。地域支え合い体制づくり事業という概要を若干申し上げますと、３本柱ぐらいから成っておりまして、１つは地域の支え合い活動の立ち上げ支援事業というふうなことで、ＮＰＯ等々を含めてそういう支え合いをしていく体制づくり、こういうような観点で柱が１つ。もう一つが地域活動の拠点となる施設の整備、これは備品等も含むわけですけれども、それが一つの柱。そして、３つ目が人材育成と、こういうような３つの柱のメニューがありまして、その柱ごとにまた幾つかメニューが細分化されているものでございます。そうした中で私どもとしましては、きついスケジュールの中で考えたのが地域活動の拠点整備というふうなことで、いわゆる高齢者等の生きがい活動、それを活動していく上での拠点となる施設、これの整備、このあたりのところで何とかならないものかと、こんな基本的な考え方を持ちまして、ただしこれは１拠点当たり上限が100万円というふうなことでございました。

　　そういうことで、委員ご質問の98万7,000円というものにつきましては、駅前１区の集落の公民館、これの整備を行うということでございます。その駅前１区につきましては、そもそもこの事業の概要の中では、いわゆる高齢者が集落の中で多い、一定の基準というふうなところまでがんじがらめではないのですけれども、100名以上というふうなまず量的なもの、それからいわゆるそこそこで単位老人クラブがあるわけですが、その活動が非常に活発であると。他の模範的なものにもなっていると。さらには、先ほど八ツ面川の件もございましたが、一定町の環境活動と申しますか、そういったところへの貢献度も高いというふうなことの中で、対象としては選定をする中で、このいわゆる施設整備の内容的なものとしましては、エアコンの整備を２カ所行うと。それから、玄関、入り口からいわゆる部屋のほうに上がっていく際のバリアフリーの関係、さらにはトイレの改修、こういうふうな主な内容の中での98万7,000円でございます。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　８番、土門治明委員。

８　番（土門治明君）　　県からの補助金だということで了解しますけれども、この98万7,000円で今言ったエアコン、玄関からバリアフリー、トイレ、これで町からの持ち出しというのはなしでこれはできる予定でございますか。これでは足りないのかなと感じるものですから、ちょっとお聞きしたいと思います。

委員長（阿部満吉君）　　東海林健康福祉課長。

健康福祉課長（東海林和夫君）　　同じ予算書の６ページをごらんいただきたいと思います。６ページの下のほうになりますが、県の補助金ということで、民生費の県の補助金、説明のところに地域支え合い体制づくり事業補助金ということで113万4,000円と計上されてございます。この中の98万7,000円が駅前１区のほうということで、残りの14万7,000円は８ページの歳出のところで企画費になっておりますが、これ財源移動ということで、当初一般財源として14万7,000円見ておったものを国、県支出金のところに14万7,000円財源移動したと。あわせて歳入の110万何がしというふうな内訳でございます。

　　以上であります。

委員長（阿部満吉君）　　８番、土門治明委員。

８　番（土門治明君）　　はい、わかりました。

　　それで、これは補助金ということですので、この駅前１区の負担というものはもちろんつきものだと思いますけれども、駅前１区も50％、50％ぐらいの補助率になっているのか。どのぐらいのものになっています。100％なのですか、これは。

委員長（阿部満吉君）　　東海林健康福祉課長。

健康福祉課長（東海林和夫君）　　この事業については、10分の10という内容でございます。

委員長（阿部満吉君）　　８番、土門治明委員。

８　番（土門治明君）　　はい、わかりました。大変いいこれは内容の補助金のようで、できればまたこういうものを活用して各地区の部落公民館とかもできればと思いますので、まずそういう情報ありましたらいろいろ頑張っていただきたいと思います。

　　それでは、10ページのほうに款３の観光費、がんばろう東北ということで、温泉で元気になろうツアー負担金が44万円計上なっております。これは今はやりのあちこちで温泉入る補助金だと思いますけれども、当町でもこのような企画をされるということで、その内容をお聞きしたいと思います。

委員長（阿部満吉君）　　村井企画課長。

企画課長（村井　仁君）　　お答えいたします。

　　このがんばろう東北！温泉で元気になろうツアーという企画につきましては、４月に企画が立ち上がりまして、山形県が主導して行っている事業でございます。ご存じのとおり、震災で多くの市町村に避難をしている方がいらっしゃるわけですけれども、その皆さん方に山形県においでいただいてゆっくりしていただくということが１点。

　　それから、今ご存じのとおり、福島を中心にして２次避難の募集を行っております。これは具体的に言いますというと、現在市町村が設置しております公式避難所から旅館、ホテルへの移動ということで、３食ついて国で5,000円の支援をするという企画になっているのですけれども、この２次避難の場所として山形県の広い温泉地を、温泉旅館等をご利用いただきたいという２つのねらいをもってこのツアーを企画しております。

　　このツアーにつきましては、１泊5,000円に対して県が２分の１、市町村２分の１、2,500円ずつですけれども、支援をするというふうなことでございまして、さらに県は被災地からそれぞれの市町村までの大型バスの借上料、これをすべて負担をするということで非常に有利なツアーになっております。ただ、具体的な内容を詰めてはおりますけれども、夏の観光シーズンが始まる前、７月15日まで全部終わってほしいということで県から言われておるのですけれども、今回私のほうといたしましては大型バス１台分、40人分を予算として計上させていただいております。これ町が負担する分ということでございます。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　８番、土門治明委員。

８　番（土門治明君）　　７月15日までの期限だということですので、こういうのは日程的にはまだこれからということで、おおよそいつごろに大体なりそうだというものは、先の見通しについてはまだ全然ないわけですか。これから始まるということなのですか。

委員長（阿部満吉君）　　村井企画課長。

企画課長（村井　仁君）　　これは、主催者が任意団体であります県の観光キャンペーン推進協議会というところが窓口になることになっております。ここに県と市町村が負担金を払って、そのお金で協議会が旅行エージェントに事業を委託するという格好になっております。旅行エージェントは、対象で手を挙げた市町村と協議をして、旅行日程を組み立てて、それで募集をするという段取りになっております。募集もそれぞれの被災地、避難所に行って募集をするということになるのですが、その辺は多少デリケートなところがありまして、非常に困難な状況の中で避難されている皆さんに一部とはいえ自己負担をしながら旅行においでいただけませんかということはなかなか言いづらいこともありますので、それぞれ工夫を凝らして市町村でやろうとしているのですが、私のほうとしては兄弟町であります大崎市に避難をしている約1,000名の皆さん方がいらっしゃいますが、その皆さんに対して６月２日に企画の最初の打ち合わせを鳴子総合支所と行うことになっておりまして、それ終わって鳴子総合支所を通して募集をするという段取りになっております。大体の日程ですが、６月の下旬、各市町村の６月議会終わらないと始まらないので、その前にこちらのほうはやりたいというふうなことで今予定をしているところです。

委員長（阿部満吉君）　　８番、土門治明委員。

８　番（土門治明君）　　もちろん宿泊は遊楽里だと思いますが、何か違うということ。では、大平山荘は。宿泊の予定は、ちょっと聞き漏らしたのかな。さっき言ったのかはちょっとわからないけれども、もし宿泊の予定と、それからちょっとこれはバス代が県のほうで持つということで、宿泊料金の分が5,000円ですので、宿泊は個人負担はどのぐらいのものになるのかというものを、もう２点お聞きしたいと思います。

委員長（阿部満吉君）　　村井企画課長。

企画課長（村井　仁君）　　お答えいたします。

　　県の要綱上でいきますというと、温泉でなくてもいいと、ビジネスホテルでもいいというふうに言っているのですが、ちょっとタイトルが、がんばろう東北！温泉で元気になろうツアーですので、うそをついてしまうことになりますので、基本的には温泉かなというふうに思っております。ただ、民間エージェントが入りますので、最終的にはエージェントが旅館を選ぶというふうなことになるのですけれども、やっぱり今のところ私のほうでは民間の温泉ということで限られてまいりますが、その辺を予定をしてやりたいというふうに思っておりますが、ちょっと海に近いということもありますので、最終的にはエージェントがこの参加者の希望を聞いて決めるということになろうかと思います。最初から遊楽里ということには今のところしていないので、できる限り幅広く町内にお金が回るような形でせっかくやるものであれば取り組んでいきたいというふうに考えているところです。

　　以上です。

　　（「自己負担」の声あり）

企画課長（村井　仁君）　　失礼しました。

　　自己負担の件ですが、これ実はまだ決まっておりません。というのは、それぞれの市町村で玉出しをこれからするわけなのですけれども、だれが考えても個人負担がないところが一番いいわけで、ちょっとこの議会始まる前もきょう相談したのですが、5,000円で温泉で１泊２日で２食ついてというのなかなか難しいだろうということで、多少この上積みをしなければいけないと。その上積み分を個人負担に100％お願いするわけにはいかないのではないかということで、一部町の負担をふやしてできる限り個人負担を減らすという方向でやりましょうという話を今しているところでございます。

委員長（阿部満吉君）　　８番、土門治明委員。

８　番（土門治明君）　　肘折とかほかの温泉地ではもっと早くから企画して進めておったようですけれども、いよいよ当町でもそのようなサービス、支援というものをこれから始めるということで、今回のみならず、またそういう県からのお話あれば40名のみにあらず、もっと希望者を町内のほうに、温泉に入ってもらって慰労していただきたいと思います。

　　そして、この震災関係の今回載っているのがこれしかなかったので、ちょっとこれに関連してお尋ねしたいと思います。きょう御飯食べていたら電話入りまして、今いいテレビでニュースやっているから見てくださいということで見たのですけれども、震災を受けたところ、津波で被害を受けたところの保育園の関係なのですけれども、保育園で死んだ子供たちがゼロだという保育園のニュースでした。テレビ番組でしたけれども、それのお話聞くと、保育園の職員が常に日ごろから災害があったときを想定して、避難場所へどうやったら一番早く避難できるかということを常に考えておったそうです。それをそのときに実行したのがその結果になったというお話でございました。きのうも震災の津波とか地震のお話大分ありましたけれども、その点についてはちょっと私聞いていなかったので、うちの保育園に関しては避難場所に対しての常日ごろの考え方どういうふうに、どの道を歩いていけば一番早くそこに着けるかということを想定はしていないと思いますので、これからやはりその点についてもどのように指導していくのかというのをお尋ねしたいと思います。まず保育園の避難経路と、それからどのように一番近い時間がある道路を調べているのかというのをお尋ねしたいと思います。

委員長（阿部満吉君）　　東海林健康福祉課長。

健康福祉課長（東海林和夫君）　　語尾をとらえるようであれですが、保育園にということではなく、保育園がということでよろしいのでしょうか。

　　（「はい」の声あり）

健康福祉課長（東海林和夫君）　　保育園でどんないわゆる避難訓練を行っているかということにつきましては、きのう一般質問に対する町長の答弁の中にもありましたが、月１回３園ともやっております。したがって、年12回ということで、内容的には火事であったり、地震であったり、あるいは不審者の侵入、これらに対するものであったりということでございます。ただ、今委員お話にありましたように、これまでそれでは津波に対してどういう訓練をしてきたのかということになりますと、これにつきましては詳細を把握しておりませんけれども、これまでは余りそこまでの強い意識でもって訓練をしてきた経過はなかったというふうに認識をしております。それで、津波に特定して申し上げれば、３つの中では吹浦保育園ということになるでしょうし、これは今回の3.11の経験を生かしながら、健康福祉課内あるいは園長会議、それらの中では意見交換しているわけでありますが、これが一つの系統立てた訓練というところまではまだ至っておりません。さらには、きのうも関連でありましたけれども、津波の場合の避難所ということでの保育園ではありませんので、いわゆる吹浦地区の町民の方々どこに避難していくのかというトータル的なところでの関連もございます。ただ、少なくとも保育園児ということに限って言えば、やはりきのうあったようにいわゆる吹浦交番でいいのですか、あそこの言い方は。

　　（何事か声あり）

健康福祉課長（東海林和夫君）　　吹浦駐在所よりは上という目安ないしはバイパスに行く手前で小野曽のほうに通じていくあそこの道路ぐらいまで上がれば、まあまあしのげるのではないかと。では、そのためにどこを通るのだというふうなことになると、いわゆる箕輪に通じていくやはりあの道路に集中するものですから、そうすると自動車が行ったりなんだりというふうなことになると、相当のやはり訓練といいますか、園児への指導というか、同じ歩いていくというふうなそういうことをしないと、いわゆる交通の危険ということも大いに考えておかなければならないと。そんなことで、まず実際そういう意味での訓練はまだしたことはないのですが、今そんなことでどういうやり方をしていけばよりスムーズな避難の仕方になるのかといったようなことについては、検討をしているところでございます。

委員長（阿部満吉君）　　８番、土門治明委員。

８　番（土門治明君）　　わかりました。

　　それで、訓練ではなくて、幼稚園の先生が実際自分の想定でこの道をこうやっていけば助けられると。子供たちを訓練するのではないのです。先生がその災害が来たとき、どおんとこういけばその避難する場所に早く行けるという、その先生の訓練なのです。先生たちが園児には訓練しないで、先生の訓練なのです、テレビの番組見ていたら。ですから、そんな大規模なお話でなくて、保育園の先生にそのように指導をしていただいたらどうかということを私は申し上げたいと思います。この件を答弁いただきまして、私の質問は終了いたします。

委員長（阿部満吉君）　　東海林健康福祉課長。

健康福祉課長（東海林和夫君）　　先生だけという切り離し方が適切かどうかというのはまた議論のあるところですけれども、委員おっしゃられた範囲というふうなことであれば、それは園内の会議、あるいはもち園長会議等を踏まえながらということにはなろうかと思いますが、そういうことでは今後対応していきたいというふうに思っております。

委員長（阿部満吉君）　　これで８番、土門治明委員の質問は終了いたします。

　　１番、筒井義昭委員。

１　番（筒井義昭君）　　それでは、お昼休憩に入る前の時間私の時間とさせていただいて、質問させていただきます。

　　先ほども三浦委員から質問があった９ページ、農林水産業費、項水産業費、目が水産振興費、岩がき増殖支援事業補助金についてであります。この岩ガキの増殖については、吹浦の十六羅漢から女鹿地区、三崎にかけて非常に流砂の問題、そして流砂をかぶることによって岩が死んでしまういそ枯れの問題等々で、大変本場物と言われているところの十六羅漢から女鹿にかける岩ガキというのが枯渇状態になってきている。それに対してこのような支援事業が展開されることは、吹浦に住んでいる住民にとって大変ありがたいことであります。

　　ところで、この岩がき増殖支援事業、ことしは130万円ほど調査費という形で岩がき増殖協議会に委託するというか、その事業を委託する負担金であると思うのですけれども、いかんせんこの岩ガキというのは、テトラポットを埋めたから、そして岩を埋めたからといってどこにでもつくというものではないという話であります。小さいプランクトンの状況のときにやはりお気に入りのところにいわゆる集団で住みついて、それが天然の岩ガキになるということですけれども、この事業を進める当たりぜひ、先ほども答弁にありましたけれども、地元のいわゆるカキをとっている漁師の方々の経験と知恵というものを十分に生かして調査に当たっていただきたいと思いますけれども、この件に関して先ほども答弁いただいたので、切にお願いいたします。

　　そして、一昨年あたりから青塚のヘッドランドに非常に岩ガキがつき始めていて、吹浦の岩ガキとりの漁師さん方も青塚のヘッドランドにとりに行っているのだという話ありますけれども、そこら辺も踏まえた上でこの事業を展開できないか、お尋ね申し上げます。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　お答えいたします。

　　今回の調査事業につきましては、地元の漁師さん方でつくる岩がき増殖協議会というところに補助金としてお願いするわけでございますけれども、当然漁師さん方はどこにどういうふうにつくかというのよくご存じだと思いますし、どういう状況かもよくご存じだと思います。今、委員お話ありました青塚のほうの状況というのも知っていらっしゃるのではないかなというふうには思ってございます。先般この協議会の役員の方々とこの事業を進めるに当たっての打ち合わせ行ったのですけれども、当然これからそういう岩がきの役員含めたメンバーの方々と協議を重ねながら、今年度のこの事業どういうふうにしていくかと、来年度、再来年度につなげるためにどういうふうにしていくかという、検討していくということになりますので、ただいまご指摘ありましたとおり、場所はなるだけ限らないで、遊佐町全般のというふうな前提ではしてございます。ただ、我々の思い込みでといいますか、十六羅漢から女鹿までという、岩場というふうな想定が、思いがあったものですから、先ほど私そのように申し上げましたが、当然遊佐町全体にかかわる問題であるというふうに思いますので、広く場所も含めた協議をこれから重ねてまいりたいというふうに思います。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　１番、筒井義昭委員。

１　番（筒井義昭君）　　先日も町長も答弁でお話あったのですけれども、吹浦の船みこし会の直会ということで私も招待受けまして伺ったのですけれども、この岩ガキというのは岩を掃除する作業というのもあるのだけれども、それはいつでもいいというわけでもないのだと。テトラポットを埋めるにしても、どこでもいいというものでもないのだと。大変やっぱり経験と、あの方々の持っている知恵に頼らなければいけないことが多いのだということを先日も学ばせていただいたところでした。そうしてこの岩ガキの増殖事業を進めることによって、県の事業として取り組んでいただくことによって枯渇した資源を育てるのだと、再生させるのだということ大変よろしいことかと思いますけれども、岩ガキに関してお隣の象潟、にかほ、象潟が中心になるわけですけれども、象潟あたりのいわゆるカキの商品化という部分で、やはり象潟あたりだと非常にかま飯のもととか、カキの薫製とか、いわゆる第６次産業化に向けて商品化している。そして、道の駅などで販売していたり、ホテルや旅館などでもカキかま飯のもとという形で販売しているところを考えますと、やはり遊佐町でも、確かに漁獲制限があり、１個当たりの単価が非常に高いものですので、それをわざわざ加工しなければいけないかというところもあるのでしょうけれども、これ付加価値をつける、そして商品というものを開発していく、１次産業から６次産業へ持っていくという上で、やはりそういうふうに商品開発をするグループ吹浦地区にないわけでありません。そういうノウハウを持っているグループに呼びかけていただいて、ぜひカキのイメージアップのためにもこの商品開発に向けた形での取り組みというのが、産業課内にそういうふうに１次産業から６次産業まで持っていく担当を担っているわけですから、ぜひそのような取り組みもしていただきたいなと思うのですけれども、いかがでしょうか。

委員長（阿部満吉君）　　時田町長。

町　長（時田博機君）　　岩がき増殖支援事業という予算の項目でこの活字が予算書に載ったということは、私も議会来てから、４期の阿部勝夫さん、那須さんと同期ですけれども、こういう具体的な事業で予算ついたというのは多分初めてだと思ってます。つけたというか、岩がき増殖組合の総会にご案内をいただいたときにちょうど県の漁業関係の課長補佐が来賓でおいでになりました。23年度で事業が終わるのですけれども、24年度からの事業に遊佐町も手挙げていなかったという現実がわかりました。そして、やっぱり鶴岡のほう１つ終わるから、では今まで申しわけない、予算的な提案していなかったけれども、この場で24年度からの事業に手挙げさせてもらってよろしいでしょうかとササバラさんという課長補佐さんにお願いをしたところ、いいですよという了解をいただきました。特にいそ場というのですか、もう流砂の影響、これは自分自身が町長就任以来、いつでも庄内開発協議会等でも何とか解明して、そしてとめてほしいのだというお願いをずっとやってまいりました。何せ山形県の町村では海持っているのが遊佐町だけという形で、なかなか県に声が届かないという現状ではありましたけれども、ことしまずヘッドランドが１基比子海岸につけていただくということ、それが海流の影響どうなりますか、何かまっすぐではなくて、丁字形のヘッドランドだというお話も伺っております。もしもこれが少しいいというのであれば、逆に言えば継続的なヘッドランドの増設等で流砂がとまるのであれば、これを求めていきたいということがまず第１点目でございます。

　　あと、漁師さんの皆さんは、非常にどこに岩ガキがあるという情報は、それはそれはもうしっかりと把握をしておりましたし、今筒井委員おっしゃったように、時期的なもの、場所的なもの、そして石がこの石でいいのかどうなのかということ自体についても、非常にそれは厳しいのですよというお話も伺っておりましたけれども、まずそういう専門のなりわいとなさっている、またそれをやっている方にご指導いただきながらことしは事前の調査をやらせていただきたいと。あとは県が持っているノウハウで24年度、そして25年度には事業やるという形は、１つ前進したという形を持っております。若い方がやっぱり漁業として後継者として参入していただくという機会がやっぱり、どうも遊佐町はそういう形が、支援が少なかったのかと思って、一昨年から藻場の再生事業にも支援をさせていただいております。これらやっぱり次の世代への将来の投資という形で見れば、130万円や80万円ぐらいはそんな大きい投資ではないわけですので、しっかりといずれ育ってくれるもの、漁場づくりについてはただとるだけではやっぱり資源というのはなかなか維持できないということも紛れもない事実。その中では、やっぱり育てる漁業、その一翼を町がしっかり支えるということは、そして県に協力を求めるというのは当然のことであったなと思っております。

　　加工について今筒井委員からありましたけれども、実は私は昨年株式会社アビーというＣＡＳ冷凍の施設ができた、直売所ができた後、またその会社にも企業訪問のほうに寄らせていただきました。ちょうど秋葉原からつくばエクスプレスで千葉県の流山市、40分ぐらいのところにＣＡＳ冷凍、電磁波を使いながら凍らせて、それを解凍すれば生と同じような、細胞を殺さないで食するようなことができるそんな、遊佐の岩ガキは加工してというと、なかなかボリュームもあるし、養殖のあれではないですから、天然岩ガキですから、もったいないなと思いながら、またもう一つは島根県の海士町がＣＡＳ冷凍を使った岩ガキの全国ブランド化という形で、もうそれがＣＡＳのもの取り出せば自然解凍で生のままで使えると。１個1,000円という値段で販売をしておりました。いろんな取り組みがやっぱり必要であろうと思っておりますけれども、何せ量が足りない、ロッドが少ないということで、やっぱり課題がまだまだあると思っております。生の岩ガキのとれるシーズンだけしか味わえないという非常に残念なことがありますので、できればＣＡＳで２カ月、３カ月、４カ月になっても同じ味でそれが食べれる、そして品質、味わいも生とほとんど同じという形の、技術的にはもうお肉と魚には完成したのだというお話も伺っておりますので、それらも視野に入れながら進めなければならないと。ただ、まず最初に増殖ありきであろうと、そのように思っております。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　１番、筒井義昭委員の再質問を保留し、午後１時まで休憩いたします。

　　（午前１１時５９分）

　　　　　　　　　　　　　　休　　　　　　　　　　　　　　　　　憩

委員長（阿部満吉君）　　休憩前に引き続き会議を開きます。

　　（午後１時）

委員長（阿部満吉君）　　１番、筒井義昭委員の質問を保留しておりますので、質問をお願いいたします。

１　番（筒井義昭君）　　お昼前に私は切り上げるという話ししていましたので、これから質問しますと限りなく公約違反ということで厳しいものがあるのですけれども、もう一点だけ質問させていただきます。

　　ページは10ページ、款の教育費、社会教育費、項が生涯学習推進費、委託料の中に調査分析等委託料とありますが、この内訳を説明願います。

委員長（阿部満吉君）　　菅原教育課長。

教育委員会教育課長（菅原　聡君）　　お答えいたします。

　　この調査分析等委託料につきましては、生涯学習基本計画の改定をしたいということなのですが、そのための住民意識調査、いわゆるアンケート調査をしたいと、こういうことでの内容なのですけれども、住民意識調査、アンケート調査をする際には大学教授のお力もおかりをしながら、調査項目、何を調査するかということのテーマと、それから回収結果、調査結果をどのように分析をしたらいいのかということと、生涯学習基本計画の改定にどのように反映をしていったほうがいいのかというような中身の大学教授に対するお願い、委託ということでの経費でございます。

委員長（阿部満吉君）　　１番、筒井義昭委員。

１　番（筒井義昭君）　　この遊佐町の生涯学習基本計画大分前に策定されていて、昨年ですか、公民館からまちづくりセンターに変わる条例変更をなされたときにも、この生涯学習基本計画のあり方というのが議論されたわけです。しかし、公民館からまちづくりセンターに変わった。そして、まちづくりセンターはいろいろなことを担っていかなければいけない施設ではありますが、地域の生涯学習を大きく担っていかなければいけない施設なのだという答弁もあったのではないかなと思っております。今までの公民館というのが社会教育基本法に基づいて、町の社会教育要覧に基づいて運営されてきたわけですけれども、これからのまちづくりセンターにおける生涯教育というのは、今度また改定される予定である生涯学習基本計画に基づいて進められていくところが大きいものかと思います。

　　そこで、この生涯基本計画というのが、住民の意識調査を行う、行った上で大学の教授によって生涯学習基本計画に向けての素案がつくられる、それの調査委託料だと答弁いただきましたが、教育課長にお聞きします。社会教育から生涯学習に我が町は移行をしていくわけです。そういう意味で、今回のアンケートを踏まえて住民に、これから検討されるのでしょうけれども、住民や町民に生涯学習についていかなるアンケートをし、そして生涯学習基本計画の基礎となるところの素案をいかに作成していこうとしているのか。大学教授のご意見もあるのでしょうけれども、教育課長としてのお考えを答弁願います。

委員長（阿部満吉君）　　菅原教育課長。

教育委員会教育課長（菅原　聡君）　　お答えいたします。

　　現在の生涯学習基本計画は、平成８年の３月に策定をされております。10年間の計画ということでありましたので、既にもうその計画期間は過ぎてございまして、なかなかそこに改定の作業がついていかなかったという現状がございます。それで、この平成８年の３月に策定をいたしました生涯学習基本計画、この策定の前には平成７年に住民意識調査という形で実施をしております。そのときの調査項目は、居住地区に関する意識、それから住民時間と余暇、生涯学習に関する意識、社会教育振興に関する意識、学習施設の整備に関する意識、対象者の社会的属性等々が調査項目になってございまして、その意識調査、アンケートを実施をしたということでございます。これを踏まえて平成８年の生涯学習基本計画が策定をされたという経過でございます。

　　今回まちづくりセンター移行ということで昨年からの各地域を回っての説明会を実施しまして、この生涯学習基本計画の策定、改定についても課題として教育委員会としてはとらえておったわけですが、全体的な体制が固まらない状況の中でどのように改定をしていったほうがいいのかということについては模索の段階でありました。それで、12月に条例改正ということになりまして、そこから教育委員会教育課の内部でこの生涯学習基本計画の改定についての骨子といいますか、たたき台といいますか、そういうものを内部協議をしたところでございます。それで、一応のたたき台ができた段階で今度町部局に生涯学習推進本部が移るという状況の中で、担当所管であります企画課との話し合いもさせていただきました。その段階ではやはりその骨子あるいはたたき台を補強する形で住民意識調査、アンケートをする、いわゆる皆さんの声を聞く必要もあるいのではないか、いわゆる計画に反映するためのそういうアンケートも必要だろうということで今回の補正に上げさせていただいたということでございます。

　　生涯学習基本計画今後策定については、企画課と、それから私のほうと、アンケート実施についてはこちらのほうで主にさせていただくというようなことで、両課で調整をとりながら計画をつくっていきたいということで考えておるところでありますが、そのたたき台の中では重点項目という形で、「いのち」輝く子どもの育成、いわゆる児童生徒を含めて子供の部分、それから生涯にわたる学習機会の充実を目指すということで社会人対象ということになりましょうか、それから地域活動の活性化、まちづくり活動の拠点づくり、推進体制の整備というような視点の中でその生涯学習基本計画をつくり上げていきたいと、改定をしていきたいという考え方を持ってございます。とりわけまちづくりの議論の中では地域課題という部分もお話しになったわわけですので、その辺の調査も当然意識としてはアンケートをしていきたいというふうなことでは考えてございます。

委員長（阿部満吉君）　　１番、筒井義昭委員。

１　番（筒井義昭君）　　この遊佐町の生涯学習基本計画の改定というものは、本来ならば昨年のいわゆる公民館からまちづくりセンターに移行する条例案提出される前にこの生涯学習基本計画の改定は本来ならばなされなければいけなかったことではないかなとは思いますが、この生涯学習基本計画の改定に向け、改定をすることによって公民館から引き継いだところのまちづくりセンターのあり方、また子供の教育と社会人の学びの場の提供というものが、新たに改定される生涯学習基本計画によって、それが指針となって遊佐町の生涯学習教育、そしてまちづくりというのが展開されていくのだと思います。この生涯学習基本計画の改定に当たって、やはりこのような気持ちでこのように住民のニーズを踏まえ、住民の意見を踏まえ、生涯学習基本計画を改定し、そしてまちづくりセンターを運営していこうとしているのか、最後に町長に答弁を願い、私の補正予算質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

委員長（阿部満吉君）　　時田町長。

町　長（時田博機君）　　平成８年の、前回の生涯学習基本計画のキャッチフレーズは、いつでもどこでもだれでも、そういう形で２年ぐらいをかけて会議を開きながら決めさせていただいたと思っております。ちょうど私も平成７年の７月から議会議員初当選のときに、その最終的な決定の場にいたという記憶がしています。当時は、議会運営委員長という立場で参加をさせていただきましたと。ところが、今学校を含め社会の状況がその当時の、平成８年当時から10年後を見通した形からかなり大幅に当時は想定していなかったこと、当時は確かにインテリジェントスクール化しようとかという形が言葉ではなされていましたけれども、それについての行政の具現化という形ではまだ一つも、10年経過しても、12年ほどもう既に経過しているわけですが、具現化はなされていなかったという反省があります。そして、今教育委員会内部では、実は22年度の末までに素案はつくっていただきましたけれども、やっぱり新しくスタートするこの年にまちづくりセンター、そしてまちづくり協会、本格的に地域の力をいただいてスタートするときに、町民の意識、それもやっぱりかなり変わってくるであろうと、そんな意見の聴取というのも必要であろうという認識のもとに、これまで19、20、21、22、23ですか、５年ほどおくれていたのですけれども、何とかこれを整えていかなければならないという形で、ちょうど予算が３月議会の当時はまだそこまで、まずまちづくりセンタースタートさせる、そして無事に何とかスタートしたいという思いの中で体制づくりに力を入れました関係上、理論構築の中心になるものが基本的には少し欠けていたという嫌いもあったと思います。それでも町としては、これまでのまちづくり基本条例をしっかり継承していきましょうやという基本は、それは変わっていないというふうに私は思っておりますし、つくるのであれば、アンケートして、やっぱり分析をして、議論をしていいものをつくってスタートしたいなという思いで今回の予算計上になったと思っています。それぞれ課が、これまではどちらかというと教育委員会だけで完結をいたしておりましたけれども、ことしから課が、企画がその一翼を、生涯学習基本計画の実施本部ですか、事務局担うという立場の中で、これまでの教育委員会の引き継いできたもの、そしてまた新たにまちづくりという視点からの生涯学習、行政のほうの意見としっかりと意見交換しながらその中でいいものをつくっていきたいなと思っております。議員各位におかれましては、これまでの豊富な社会教育活動等をこれまで積み重ねているわけですから、また大いなるご意見等賜ればありがたいと、このように思っております。

　　以上であります。

委員長（阿部満吉君）　　これで１番、筒井義昭委員の質問は終了いたします。

　　３番、��橋透委員。

３　番（��橋　透君）　　パブロフの犬ではありませんが、条件反射的に反応してしまう項がありますので、質問させていただきます。

　　９ページ、水産業費、漁村センターの整備工事費です。これ私のために皆さんがスルーしてくれた、残してくれたところなので、質問したいと思いますが、これの内訳をお願いします。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　お答えいたします。

　　漁村センターの入った駐車場の真ん中辺に２メーターと５メーターぐらいの花壇がございます。駐車場の中にあるものですから、非常に邪魔であるというのと、ことしの冬場除雪であそこは壊れました。それで、ちょうど駐車場の真ん中にあるものですから、邪魔だということがありまして、そこを全部縁石をとりまして、駐車場と一体化するという工事でございます。

委員長（阿部満吉君）　　３番、��橋透委員。

３　番（��橋　透君）　　昨年も一応50万円くらいの整備費つけていただいて、いろいろなグラウンドの整備なんかしていただいたわけですけれども、費用対効果というふうに言われると困るわけなのですが、いろいろと整備していただいてありがとうございます。一般質問でも私質問しておりますが、後背地の遊休地の利用に関しては前課長からも一応前向きな検討をしてみたいというようなお話、答弁いただいております。多分その辺のところは引き継ぎをしていただいているのではないかなというふうに思いますが、その辺の土地を利用するためにいろいろな情報を集めなければいけないと思うのですが、あそこの地域は一応鳥海国定公園法の地域に入っていると思いますが、２年前でしたか、今回の見直しなったときに変更があったのかどうか、その辺のところは、課長、ご存じでしょうか。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　お答えいたします。

　　まず最初に、跡地の利用の件でございますけれども、前任の課長から引き継ぎを受けておりまして、ただいま部内といいますか、課内のほうで担当者を中心に検討を行ってございます。今のところ、養殖場がいいのではないかと、あるいはオートキャンプ場がいいのではないかとか、あるいは民間の活力を利用してとか、今いろいろ意見出てございますけれども、まだまとまってございません。今そういった状況でございます。

　　国定公園の件でございますが、たしか平成20年の改正で、それ以前は第３種地域だったところが、現在普通地域になったと承知しております。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　３番、��橋透委員。

３　番（��橋　透君）　　第３種から普通地域になったということは、多分規制が緩和になったというふうに思うのですが、その規制が緩和になったことでその利用価値が広がったというふうにも思うのですが、どのような工作物というか、建築物、そういうものを建てられるのかとか、そういうところまで調べていらっしゃいますでしょうか。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　お答えいたします。

　　１種、２種、３種の場合ですと工作物につきまして許可が必要だということですけれども、普通地域の場合はそれが届け出で足りるということになります。ただ、担当は観光のほうになるのだと思うのですけれども、あそこの国定公園内のいわゆる国定公園施設に多分指定されていると思われます、今の漁村センターは。建物建てるときに。でありますので、当然担当課のほうとは連携をとりながら、例えば今後どういうふうな利用をするのか等も含めまして検討してまいりたいというふうに思います。ただ、現在の使われ方を見ますと、例えばいそ辺で親しむ親子の会とか、そういう非常に自然と親しむような形での使われ方をされていますので、国定公園としての使い方に反したような使い方をされていないと思いますので、できればそういった形を残しながらいろんな方向を探っていきたいなとは思ってございます。

委員長（阿部満吉君）　　３番、��橋透委員。

３　番（��橋　透君）　　当初あそこを埋め立てをして造成したときに、養殖場というような計画があったように話を聞いております。そのときにやる人がいなかったというような話も聞いておりますが、先ほども佐藤課長いみじくもおっしゃっておりましたが、養殖場という話も出ているということをちょっと今お聞きしたので、私思いますが、やはり１番委員から先ほど岩ガキの話出ましたけれども、確かに岩ガキが砂の流砂によって岩場が埋められて死滅してしまったというような地域が結構あります。絶対数も町長言っていたように足りないということもありますので、今ちょっとひらめいたのですが、その養殖場、いわゆる岩ガキ天然というようなところが遊佐の岩ガキのいいところですが、そのわき水、湧水を利用して岩ガキの養殖というのもあるのではないかというふうにちょっと思ったのですが、その岩ガキこれから流砂の関係がどうなっていくか、その対策がうまく功を奏するのかでまた違いますが、もしそういうことで岩ガキがまだ量をふやすことがこれからできるのであればそこを例えば養殖場にして、先ほどから町長言っていましたけれども、ＣＡＳという技術があって、新鮮なままに岩ガキも産地から消費地に送ることができるというようなことも考えられますので、そういうような計画を練ってみるのも一つの道ではないかなというふうに思います。

　　佐藤課長もアイデアマンなので、いろいろなアイデアを多分お持ちなのだと思いますが、今福島の原発の問題とかそういう問題があって、再生エネルギーというのが脚光を浴びています。遊佐町にも風車が７基あって、これからもう一基が立ち上がるということがあります。庄内の海で波力の発電という実験もかつてありました。そういうことも考えると、例えば波力発電、それから太陽光発電、そういうものと組み合わせて自己発電によってその養殖場をつくることができないのかなというふうにも私はちょっと思いましたので、その辺のところ、課長、アイデアマンとしてどうでしょうか。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　お答えいたします。

　　まず、岩ガキの養殖場についてでございますが、先ほど申しました岩がき増殖協議会の方々の養殖場ではなくて増殖場と言っていますけれども、それがその近くにございまして、当然今回の調査にもその場所が候補の一つにはなっています。その辺を中心にいろいろ場所を設定しながら調査を行って、その中で一番いいところというふうに思ってございますので、当然今の漁村センター付近もその候補に挙がってございますので、そういうことは十分考えられるというふうには思います。ただ、先ほど申しましたとおり、今いろんな部内での検討の段階でございますので、まだこれというふうなお答えはできないのですけれども。

　　あと、電力を使うというところにつきましても、担当課のほうとも相談しながら、そういうことができるのであれば、その電力を使いながらいろんな養殖等をできるのであれば、そういった方向もひとつ検討してみたいというふうに考えてございます。

委員長（阿部満吉君）　　３番、��橋透委員。

３　番（��橋　透君）　　そういう方向で行けたらなというふうに私も思いますので、検討のほうよろしくお願いします。

　　話がちょっと狭くなってしまいますが、漁村センターの利用方法に関して、一応組合員からいろいろと問い合わせがあったりして、どのように利用すればいいのかということで組合員から私のところに電話ありました。なかなかどのように利用できるのかという周知徹底がなされているのかどうかということなのですが、その辺のところはどうなっていましたでしょうか。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　利用につきましては利用許可証をいただきまして、それで許可ということになるのですけれども、ただ組合員の方でもそれご存じないとすると、本当に周知が徹底していなかったのかなと反省してございます。かぎを管理人のほう持っていますので、利用の届け出を出してもらって利用するということでございまして、主に組合員の方ですと女性部の方々がタコ飯とか加工品をつくるときにその調理場を使うと。あと、それ以外で、組合員の方以外ですと、よく学校関係、あるいはＰＴＡ関係、子供会関係の方々が、親子レクリエーションですとか、そういったときの活動の場、あるいは休憩、昼食の場として使うということが多くなってございます。

委員長（阿部満吉君）　　３番、��橋透委員。

３　番（��橋　透君）　　そしたら役場のほうにその申請をして、役場のほうでその期日の時間で管理の方からかぎをあけておいてもらって、戸締まりはまた管理の方に戸締まりしてもらうという、そういうことでよろしいのでしょうか。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　基本的にそういうことになります。ただ、かぎ自分ではセコムして出入りもできますので、かぎを取りに行っていただいてそういったことはできると。申し込みにつきましては、うちのほう、役場のほうに届け出してもらうということになります。

委員長（阿部満吉君）　　３番、��橋透委員。

３　番（��橋　透君）　　組合員も知らなかったということで、私も適切なアドバイスができたかどうかわかりませんけれども、何か役場まで足を運ばなければ借りられないということで、ちょっとそれであきらめてしまうというケースもあるみたいなので、できればまちづくりセンターあたりに申請して、それが町に上がってくるかどうかということですけれども、借りられるというか、手軽に借りられるというような、そういう形にしてもらえればありがたいと思います。

　　そして、周知徹底の面では、私は一応町のホームページで調べましたけれども、そこにいろいろと条例があって、そこの中にいろいろと費用とかなんとか書いてあったということは私も探せましたけれども、一般の人はそこまでやれないのではないかなということがありますので、その辺のところをもっと周知していただきたいと思います。

　　今の質問で終わります。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　お答えいたします。

　　周知につきましては、ただいまご指摘がありましたとおり、もっとわかりやすくしたいというふうに思います。それはお話しのとおり、役場に来なくても、例えばまちづくりセンターでそれができるかとか、いろいろとそういったことも検討してまいりたいと思いますので、いずれにしても使いやすい施設というものを目指して頑張っていきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。

委員長（阿部満吉君）　　これで３番、��橋透委員の質問は終了いたします。

　　10番、堀満弥委員。

１０番（堀　満弥君）　　私からも少し質問させていただきます。

　　10ページの観光費、19節の負担金、鳥海国定公園観光開発協議会負担金８万2,000円の内訳をお願いいたします。

委員長（阿部満吉君）　　村井企画課長。

企画課長（村井　仁君）　　お答えいたします。

　　これにつきましては、既にシー・トゥ・サミット負担金ということで100万円を当初予算に計上させていただいているのですけれども、それに関連をしてモンベルのフレンドエリアの登録に関する費用が60万円必要となっております。これは具体的に言いますというと、フレンドエリアの登録のページを各エリア、モンベルの登録会員、これ27万人いらっしゃるのですけれども、この会員あてにガイドブックとして年２回発行しておりますが、そこに鳥海山のページを１ページつくるということで、平たく言うと広告のページでございます。その広告のページをつくるに当たりまして、３市１町で30万円を負担をしております。その30万円のうち遊佐町負担分が８万2,000円ということなのですけれども、これは均等割が70％、それから国定公園の面積割が30％ということで積算をして算出したものでございます。60万円のうちあらかじめ30万円は当初予算に既に、当初予算というのは協議会の予算のほうですけれども、協議会の予算のほうに組んでおりまして、足りない分、30万円の分を今回補正をお願いしたということでございます。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　10番、堀満弥委員。

１０番（堀　満弥君）　　よくわかりました。無理無理関連させてもらい、きのう副町長から一般行政報告の中で臂曲岩石採取事業管理委員会について説明がありました。４月14日に第１回臂曲岩石採取事業管理委員会を開催したとのことですが、委員は何人ぐらいでどのようなメンバーなのか、伺います。

委員長（阿部満吉君）　　村井企画課長。

企画課長（村井　仁君）　　吉出山の環境保全にかかわる管理委員会でございますが、これは構成員はここの利害関係者が中心なのですけれども、東部地区の８集落の各推薦する皆さん方、これを区長さんということにお願いをしているのですけれども、区長さんが出られない場合は各集落で１名を出していただくというふうなことでございます。ただし、三の俣は除外をされておりまして、そのかわりということではなのですけれども、野沢から１名入っております。それから、当然のことながら川越工業、そして町、そして庄内支庁、こういった構成になっているわけですが、そのほかに胴腹協議会、ここは４名入ってございます。胴腹協議会はそれぞれ構成団体がたくさんありますので、開発米部会でありますとか、農協農政対、産直部会、こういった皆さんからそれぞれ１名ずつ出ております。それから、土地改良区、これは月光川土地改良区の枠で１名、それから横堰水利組合の枠で１名ということで構成をしております。町、それから川越工業、県以外については一応定数が決まっているということで今の人数になっております。以上の構成でございます。

　　以上でございます。

委員長（阿部満吉君）　　10番、堀満弥委員。

１０番（堀　満弥君）　　今課長が説明したメンバー、この中で欠席した構成員はいますか。全員出席しているでしょうか。

委員長（阿部満吉君）　　村井企画課長。

企画課長（村井　仁君）　　第１回目のときに欠席者はいらっしゃいます。ちょっとだれが欠席したかというのは手元に資料ありませんが、集落代表でも二、三名の方が欠席をしておるということでございます。

委員長（阿部満吉君）　　10番、堀満弥委員。

１０番（堀　満弥君）　　わかりました。

　　次に、設置要綱の確認、また採石業務計画、町が実施している地下水脈調査についての報告、協議はどのような話し合いをなされたのか、お伺いいたします。

委員長（阿部満吉君）　　村井企画課長。

企画課長（村井　仁君）　　まず、設置要綱というのは環境調査員のことだと思いますので、それについてお答えをさせていただきます。

　　この４月11日に第１回目の管理委員会を開催した際に、町として吉出山周辺環境調査員という調査員を委嘱するということをご了解をいただいております。これは具体的に言いますというと、今回の採石事業に関連をして周辺環境に大きな影響を与える、具体的に言いますというと水の問題です。濁水が田んぼに流入をする、あるいは横堰に流入した後それぞれの区域に流入をする、さらに排水路を通って野沢のほうにまで行くということがこれまでも、昨年ありまして、そのためにいろいろな問題が持ち上がっておりました。ことしも春になってから一度雨が降ったときに、いわゆる素掘り側溝を業者さんが整備したときに雨が降りまして、少し濁水が流れた経過がございます。そのときに地元の皆さんから、今すぐ見に来いというふうに私ら言われるのですが、大体行くと終わっているという感じですが、非常にタイミングが悪くて、しかも私たちもいない場合もあるものですから、一応その調査員というのをお願いをして、そういう場合があったら記録をしておいていただきたいと。例えば写真を撮るとか、場所を記録するとかということをしていただけないかということで、３名の方をお願いしてあります。これは具体的な仕事としては、吉出山の周辺環境への影響で問題が発生したときにそれを調査していただいて、町に届け出ていただくという仕事でございます。そのためにデジタルカメラでありますとか腕章、それから記録用のノート、これを配布いたしまして、これによって管理委員会のところに持ち込める資料として作成をしていきたいというもので設置しておるものでございます。

　　それから、今回調査をしております水脈の関係の調査の状況でございますが、２月に中間的な報告会を行いました。これは町が主催をして総合地球学研究所の先生から来ていただいて、第１回目昨年調査した結果を、中間的に総括した内容を報告いただいております。今もう２回目の調査やっているのですけれども、その１回目の調査の中間的な総括をまとめて言いますというと、これは報告書出ておりまして、それぞれ関係の皆さんにお配りしておりますけれども、会社のほうにも、川越工業さんにも同じものをお上げしてあります。

　　中間的なものといってもたった１回しかしていませんでしたので、結論としては出ておりません。ただし、吉出山のあそこにわいている水、これは白井の水道水源も含めてなのですけれども、わいている水は余り高いところからは来ていないと。かなり限定されたエリアからこの水が来ているということがほぼ裏づけられているということが言われております。具体的に言いますというと、吉出山の上にあります沼、これは湿地のところと沼と２カ所ありますが、そこに降った雨や水がかなり影響しているということが１点としてはわかっております。

　　それから、２点目は、鳥海山の上のほうに降った雨が地上にしみ込んで、地表と岩の間を流れている水と、それからもっと深いところから流れている水、２つの層から水が横堰のところに出てきているということがわかっております。これを地図に落とすという作業をこれからやっていくわけなのですけれども、それをやりますというと大体の水脈が把握できるのではないかというふうに思っております。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　10番、堀満弥委員。

１０番（堀　満弥君）　　水脈調査は今までもやってこられまして、3,000万円ぐらいたしかかけて、そしてわかったかというとわからずじまいと。何にもわからないけれどもということで3,000万円宙に浮いたわけです。それは何にもならないのです。実際は今は機械がよくなったから、前の説明では今度はわかるのではないかといっても、私はわからないのではないかと、そう思っております。今後また調査するようですが、どのぐらいの金額をかけてやるのか、その辺はどうでしょうか。

　　そしてまた、吉出山周辺の環境調査員３名を委嘱したとのことですが、濁水等の問題が発生したとき調査をするのだという説明でしたが、これは濁水だけなのか。それとももっと問題が生じたときということは、どのような問題が生じたときにその調査員の仕事はなされるのか、その辺はどうでしょうか。

委員長（阿部満吉君）　　村井企画課長。

企画課長（村井　仁君）　　まず、ことしの総合地球学研究所に対する委託の内容ですけれども、これは実は環境費のほうに計上させていただいております。約400万円ぐらい私の記憶では計上しているはずであります。ただし、そのほかにこれは横堰の水位調査、これは単独でどこにも委託しないでやっているものなのですけれども、これは私のほうで約100万円計上して、１時間ごとの水量を一番上部と、それから藤井南に落ちていくところの一番下、この２カ所で継続的に調査を行っております。訂正させていただきます。予算は、環境費のほうで572万円計上しているそうでございます。

　　次に、調査員の件でございますが、これは今のところ想定は、基本は濁水だけです。というのは、最近ゲリラ豪雨が多くなったということも原因としてはあるとは思うのですけれども、かなり急激な雨が降って、あそこの現在採石しているところがオーバーフローして、上のほうに行く林道を越えて水が流れてきていると。水が側溝ではなくて、もう林の中自由自在に流れているというふうなこともありまして、濁水が非常にひどくなっているということが昨年何度も報告をいただきまして、そのたびに業者のほうにもこの改善の指示を、お願いをしているのですけれども、一瞬でそういうふうになるということで、私どもが到底そこに調査に行っているという時間的な余裕がないということもありまして、今のところは濁水だけというふうなことでございます。

　　それから、考えられる問題としては、例えば操業時間の問題でありますとか、騒音、こういったことがあろうかと思いますが、これは特にお願いをしておりませんで、多分こういった問題については周辺の皆さん方、とりわけ管理委員会のメンバーになっている皆さんでも把握できるだろうということで、その問題については調査のお願いをしていないということでございます。

委員長（阿部満吉君）　　10番、堀満弥委員。

１０番（堀　満弥君）　　濁水問題は、あの横堰が濁るほどの雨、昨年で言えば９月の20日の大雨ですか、あのような大雨でなければ横堰はほとんど濁らないのです、ほとんど。それで、去年ですか、藤井のある方が濁っているというふうなことを言われたそうです、ある区長に。そうしたら、あなた見たのですかと言ったら、いやいや、人の話ですというふうな話もあるものですから、先ほどカメラを持たせているというような話もありましたが、やはりカメラででも撮っておいて、ちゃんとした根拠のあるやつでないとだめですから、そういうのを撮らせていただいて、全部発表して、このようなことが、もし濁水があったらなくなるように努力してくれというふうなことを業者にお願いしたほうがいいのではないかと、そう思います。

　　また、調査費も572万円ついているという話ですが、こういう金も全部税金ですので、使い道をよく考えて使ってもらえばありがたいと、かように思います。

　　これで時間もありませんので、私の質問を終了します。

委員長（阿部満吉君）　　これで10番、堀満弥委員の質問は終了いたします。

　　７番、��橋冠治委員。

７　番（��橋冠治君）　　私からは、皆さんカキなので、私はサクランボをお聞きします。

　　歳出の９ページです。さくらんぼ産地強化プロジェクト事業ということで、これたしか昨年もこの事業がありまして、多分これは使わないで終わった事業ではなかったのかと思っておりますが、今回どのようなことで計上したのか、伺います。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　お答えいたします。

　　昨年度１回上がったのですけれども、そのときに採択にならなかったということで再度上がった事業でございまして、昨年度と同じものが１回だめになってまた上がってきたという事業でございます。

委員長（阿部満吉君）　　７番、��橋冠治委員。

７　番（��橋冠治君）　　昨年採択ならなかったというのがどういう経緯があって採択になったのか。一つの枠に合わなかったのか、そして合わせてことし採択されたのか、その辺をお聞きします。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　昨年度上げたときに繰越明許のように上げたのですけれども、それがそのようなものではないということで、上げて１回おろして、今年度改めてまた上げたと。ちょっと複雑なのですけれども、こういう事情でございます。

委員長（阿部満吉君）　　７番、��橋冠治委員。

７　番（��橋冠治君）　　上げ方が悪かったということでありますが、さてそのサクランボ、多分これは１件分なのかなというふうに思っておりますが、観光をする方は大変簡単なもので、山形県に入るとすべてサクランボがあると思って来るわけなのです。必ずと言ってもいいように、ふらっとにいると、なぜここにサクランボがないのだと６月になると言われるのが常であります。私の知っている限りでは、蕨岡地区に３名ほどサクランボをつくっている方がおります。大変熱心で、一生懸命やっています。自分からいろんな人に聞いて、ネットやいろんなものを駆使しながら、自分で販売しながらやっている方が多いのではないかなというふうに思っています。ただ、このサクランボというのが遊佐町に定着するのかしないのかというのは、多分やる人がどのぐらい理解して、自分もやりたいという方が多くなるのかならないのか、そんなことで決まるのかなというふうに思っておりますが、やはりつくっている人から言えばそんなに、内陸より平均気温が若干高いので、露地でやっても内陸よりは早く出ると。それは昔から言われたことですが、こういう補助事業があるのに対して役場と農協はやりたい人があればその事業をお受けして補助するのだというスタンスなのか。せっかくその先駆者も数人おりますし、その辺やはり山形県イコール岩ガキではなくて、山形県イコールサクランボなので、その辺の見地からいってどのようにこれからこういう事業をあるときに進めていくのか、伺います。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　お答えいたします。

　　現在遊佐町のサクランボにつきましては、ただいま委員ご指摘のとおり、３名とプラス今回１名足し４名で、全体の面積で70アールにしかまだなってございません。現在の出荷量が四、五百キロです、農協に出される部分が。そのほかに直売等で売られている部分があるのかなと思いますけれども、あったにせよそんな多くない量でございます。したがいまして、一大産地になるというのはまだ今のところ無理だというふうに思います。現在、今回該当のある方もまだ２年木だそうでございますので、出荷までにはもう三、四年かかるということでございますから、突然一大産地になるということはそういった意味でも今のところ不可能であろうというふうには思います。ただ、このサクランボが庄内に合っているか合っていないかということだと思うのですが、サクランボの根っこが非常に浅いので、風に極めて弱いという性質があると普及所のほうから聞きました。したがいまして、今回も防風ネット、あるいは風よけのためのハウスだと聞いているのですけれども、その辺の克服ができるかできないかということだと思います。農業技術普及課のほうとも、あるいは農協とも相談しているのですけれども、一大産地にするというよりは一つのチャレンジとして今のところやっていくというところかなというふうには思ってございます。ここでうまくいくということになりますと、必ずそれに乗るということ、方々もいらっしゃるかと思いますけれども、今のところ70アールということで、産地というふうには至っていない。そのための模索の段階かなというふうに今のところ思ってございます。

委員長（阿部満吉君）　　７番、��橋冠治委員。

７　番（��橋冠治君）　　サクランボというのは花が咲いて収穫するまで非常に短くて、意外と消毒が要らない品種であります。夏を通すナシだとかカキだとかは常にもう消毒しなければいけないので、その分は意外と楽なのかなという話をしておりますが、ただ花摘み、摘花作業が非常に労働力が必要なので、なかなか広がらないというのが現実なのかなというふうに思っています。ただ、遊佐町も、課長の出身の升川とか杉沢のほうもカキだとかいろんな果樹をつくっている方が結構多いので、もしその中でやろうとする人があれば、私は少し応援してやってもいいのかなというふうに思っております。ぜひ４名で終わらずにもう少し、ああ、遊佐町もあちこちでサクランボをつくっているのだというぐらいになれば非常にいろんな意味でありがたいのかなというふうに思っておりますので、その辺よろしくお願いしたいと思います。

　　それでは、この項の４目の畜産業という下段にあります修繕料、これ10万円でありますが、この説明をお願いします。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　お答えいたします。

　　この畜産の10万円、こちらは修繕料なのですが、月の原牧場がございますけれども、あそこ今牛は放牧してございませんので、その跡地が今ワラビ園になってございます。ワラビ園の入り口のところに車どめの門柱がございますけれども、そちらが長年もうポールが腐ってきまして、今もう使えないというか、無理やり使っているのですが、おりてきております。そこの門柱の修繕でございます。

委員長（阿部満吉君）　　７番、��橋冠治委員。

７　番（��橋冠治君）　　この間小学校の子供たちが学習でそのワラビをとりましたという話を聞いております。以前はあそこは近所の村の人も自由に入ってワラビをとった経緯があって、近年あそこにさくをして入っていけないと言われて、若干あのときはいろんな物議を醸した地域であります。今、町が管理ということは、町が直接管理するわけではないと思いますので、どの辺にお願いして、どのような管理をして、非常にいいワラビ園、だんだんふえていいワラビ園になっておりますが、いつも聞くようですが、将来的にどのような利活用をしていくのかというのがまだ定まっていないようですが、もし少しこれぐらいはということがあればお伺いいたします。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　お答えします。

　　月の原牧場跡地というか、月の原の今の国有林ですけれども、あの管理につきましては従来山菜組合と、それから牧野組合の共同管理になっていたのですけれども、畜産関係のほうが昨年で撤退しましたので、今は山菜組合の方々のみの管理というふうになってございます。今後の持っていき方につきましては、正直なところ現在検討中だということで、どのようにするかを次の更新期までに決めなければならないというふうになってございます。ただ、検討する課題といたしましては、もし例えば返すとした場合、現況復して返すのかとか、いろんなそういった課題がございますので、その辺のことを今年度検討していかなければならないなということで年度当初係のほうとは打ち合わせをしたところでございます。

委員長（阿部満吉君）　　７番、��橋冠治委員。

７　番（��橋冠治君）　　国に返すとなれば莫大な費用がかかるというのは以前から話になっておりますし、山手は山手として一つの観光とは言わないですけれども、やはりそういう場所があってもしかりだと私は思いますので、有効利用をできるようにお願いしたいと思っております。今管理は、シルバーだとか、どちらのほうでやっているのか。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　山菜組合というところで管理してございまして、池田さんがこの代表で管理してございます。山菜組合だっけか……すみません。では、この件につきまして、すみません。後ほど調べてお答えいたします。

委員長（阿部満吉君）　　７番、��橋冠治委員。

７　番（��橋冠治君）　　いや、これは議会でなくても、後でお知らせ願えればいいと思っております。とにかくあの自然を利活用したうまい活用方法をするようにお願いしてこの項は終わりにしたいと思います。

　　最後に、堀さんではなく、無理やり一般行政報告の中から、デマンドバスの料金が南北エリアが統一されまして、700円から500円通常といいますか、そのエリアを撤廃して同じ料金で運行できるようになったということであります。この報告書を見ると、地域交通会議等にかけてやはり少し時間かかったようでありますが、本来の同じ共通の料金でやっと走れるようになったということで、大変ありがたいことと思っております。この料金改正に対してはどのような過程でこのようになったか、この文書以外にいろいろあったと思いますが、その辺どうなのでしょうか。

委員長（阿部満吉君）　　佐藤産業課長。

産業課長（佐藤源市君）　　お答えいたします。

　　デマンドタクシーにつきましては、ことし４年目を迎えるわけでございますけれども、いわゆる隣のエリアですと500円ですけれども、エリアをまたぐと700円ということなのですが、例えば蕨岡から吹浦に行った場合、そういったときだとたしか700円になります。例えば吹浦から高瀬、あるいは吹浦から遊佐に来る場合ですと、相当長い移動しても500円ということと比べると、例えば蕨岡のほとんど遊佐に近いところから吹浦のあぽんあたりに行くなども距離的にはもっと短いのに700円だというようなご指摘も確かにありました。これにつきましては、地域公共交通会議は書面による会議だったのですけれども、そちらのほうの了解を得ればよろしいということだったものですから、そういったことで、料金の改定というよりは運用の改定だったのですけれども、ということでそちらのほうを了解をさせていただきました。ご指摘のとおり、時間がかかったというのは、それから申請して１カ月、１カ月前に申請しなければならないという規定があるものですから、ぎりぎり５月の連休明けに申請して６月の15日というふうなことになったということでございます。

委員長（阿部満吉君）　　７番、��橋冠治委員。

７　番（��橋冠治君）　　公共交通の一元化ということで大変ご苦労さまでした。

　　私の質問はこれで終わります。

委員長（阿部満吉君）　　これで、７番、��橋冠治委員の質問は終了いたします。

　　２番、��橋久一委員。

２　番（��橋久一君）　　任期最後の議会ということで、私からも１点質問させていただきます。

　　一般会計補正予算、７ページの20款町債についてお伺いします。1,060万円ほどの補正額で８億6,270万円ほどの町債になっております。この町債ですが、私が議員になってから年々増加、高額になっております。この町債、我が町が無理なく返済できる借金の額として、また23年度の予算の額として限度額、上限をどのようにお考えか伺います。

委員長（阿部満吉君）　　本宮総務課長。

総務課長（本宮茂樹君）　　お答えを申し上げます。

　　ご案内のように、町債の場合については、起債でお借りすることができる町債は事業によって額が異なります。したがいまして、その年度の事業によってその額が異なるという形になります。今回1,060万円補正をさせていただきました交通対策事業債、これにつきましては過疎債を充当してございます。当初でも申し上げましたが、過疎債、それからふるさと融資、臨時財政対策債、辺地債、これら非常に有利な起債でございます。これらの部分が８億6,270万円のうち７億8,530万円という形で91％ほどを占めているという今年度の現状でございます。委員からご質問のありました、ではその全体の額はどのくらいが適正なのかという視点でございますが、町の財政運営上はいわゆる借り入れをする金額と公債費としてお返しをする金額、これが一定程度バランスをとれているという形の中で、町の地方債現在高が年々縮減される方向を基本的な方向として目指してございます。ただ、今年度のように地域の活性化に資するふるさと融資、これで１億8,000万円ございます。こういったその年々の特徴的な起債もございますので、そういったことを勘案しながら、お返しする金額を上回るので、活用はしないという固定的な考え方にはしないで柔軟に対応しながらもその目指すべき方向は年度末の起債の現在高を年々縮減をしていく形の中で保っていければというふうに願っております。

　　また、それらの動向が適切に進んでいるかということを把握する意味では、将来負担比率等の財政健全化比率、こういったものを公債費負担比率等を含めて見ながら、確認をしながら、有利な起債を十分に活用して持っていきたいというふうに考えてございます。

委員長（阿部満吉君）　　２番、��橋久一委員。

２　番（��橋久一君）　　ただいまお答えいただきました町債と公債費についてでありますけれども、年々町債が増加、高額になるにつれ、公債費も増額になっております。町債と公債費の21年度の決算額で約３億8,000万円ほど差額があります。町債に対し、公債費が３億8,000万円ほどあったと思ったのですけれども、今年度補正予算総額で８億6,000万円ほど、この金額で見ますと23年度の公債費は12億5,000万円ほどになるのではないかと予想されます。そういうふうな計算の考え方にはなりませんか。いかがですか。

委員長（阿部満吉君）　　時田町長。

町　長（時田博機君）　　ちょっと私の手元に町の財政の指標、平成10年からのがあるので、ご紹介をしたいと思いますが、地方債の一般会計の現在高、一番あったのが平成11年、103億7,600万円が決算である。ところが、当時、４年前に１期の皆さんが議会に来たときの地方債の現在高、決算でちょうどこれを見た、決算審査したわけですから、そのときは88億2,000万円だと思います。21年度の決算では80億4,000万円ですから、８億円ほど減っているということをまずご理解賜らなければならないと思います。

　　それから、もう一つ、基金ですけれども、18年度の決算の議会のときの基金は９億5,600万円しか全体でなかったのです。21年度の決算でどのぐらいになるかというと11億9,000万円、22年度になると15億4,900万円ほどあるのです。そのぐらいに基金はふやしている。借金は、８億円も減っているということをひとつご理解の上、質問をお願いしたいと思います。

委員長（阿部満吉君）　　本宮総務課長。

総務課長（本宮茂樹君）　　推移のほうについては、町長からただいま資料で説明をさせていただきました。これらの毎年の公債費、この中には先ほど申しましたように町債を発行する額とお返しする起債の額、こういったバランスをとりながらという中で、昨年度もそうでしたが、これまで繰上償還ということでお返しをしてございます。その繰上償還の額も含めて公債費という形になってございますので、本来の元金を償還する金額は６億5,000万円程度になってございますので、これも年々縮減されてございますので、町の一般財源を、どうしてもお借りした借金には返していかなければならない。その額を、人件費もそうですけれども、抑えていくことによって非常に将来的に継続可能な安定した財政運営が可能というふうに判断してございます。

委員長（阿部満吉君）　　２番、��橋久一委員。

２　番（��橋久一君）　　私が議員になってから町債が当初予算で公債費を上回ったのは23年度が初めてではないかと認識しております。それでもって今回23年度の決算時に私はいるかいないかはわかりませんけれども、もし公債費の額が12億5,000万円くらいの額に決算額がなるのではないかというような質問をしたわけです。借金は年々減っていくと、今健全財政でやっていますので。それは、わかっているのですけれども、年々臨時財政対策債とか町債がふえていって、これで大丈夫なのかと心配しているわけです。別に町の借金がふえたとか、そういう見方をしているわけではないのですけれども、例えば角度を変えてひとつ、先ほど１億8,000万円ほど菅原冷蔵、キノコ栽培ですか、よく窓口でただ素通りなのだというような説明の仕方もあります。以前も中央カントリーの件でお聞きされましたけれども、素通りの場合でも町に責任はあるのかないのかという町民からの質問がございました。今回も１億8,000万円ほど融資されるわけですけれども、そういう資金について最終的に町に全く責任はないと言えるのでしょうか、お伺いします。

委員長（阿部満吉君）　　本宮総務課長。

総務課長（本宮茂樹君）　　ご質問のふるさと融資につきましては、いわゆるふるさと財団を通した融資でありますが、その部分につきましては金融機関からの信用保証をいただいて融資をしているという形になります。元金については、全額融資を受けた企業のほうで計画に従ってお返しをすると。でも、その計画が滞った場合については、ただいま申し上げたように信用保証の中でお返しをするということをふるさと財団のほうで担保しているという形になってございます。さきにご質問いただいたように、今年度の当初予算の段階ではご質問のようにかなり借り入れをする額のほうが上回っているという現状がございます。これにつきましては、ただいま説明申し上げましたように、ふるさと融資を含めて有利な起債がその中の多くを占めているという実情がございます。したがいまして、全体的な地方債現在高が例えば同じ額であっても、その中身を分析していきますと町の負担としては軽減されているというような実情もございます。ただ、今年度の場合はこれから22年度の決算が出てまいりますけれども、繰越金の規模等を含めて、地方交付税を含めて、町の一般財源の状況を確認をしながら、やはり今年度も基本的な姿勢としては繰上償還ということも考慮に入れて対応してまいりたいと考えておりますが、最終的に決算額の段階で借入額、返済額の額がどのようなバランスになるかは、その状況を見ながら適切に対応してまいりたいと思います。幾らかでも少なくできるような方向で努力はさせていただきたいと思いますが、ことしはふるさと融資のような特徴的なものもあるのだということだけはご理解をいただきたいというふうに思います。

委員長（阿部満吉君）　　２番、��橋久一委員。

２　番（��橋久一君）　　私もぜひ９月の決算にはここには出席して、またいろいろ答弁していただきたいと思いまして、私の質問を終わります。

委員長（阿部満吉君）　　これで、２番、��橋久一委員の質問は終了いたします。

　　次の質問に入る前に、10番、堀満弥委員への答弁漏れがございましたので、答弁いたさせます。

　　村井企画課長。

企画課長（村井　仁君）　　先ほどの答弁の中で、４月14日の管理委員会の欠席者について手元にないということでしたけれども、確認させて報告させていただきます。

　　まず最初に、構成員でございます。構成員は、川越工業、山形県、遊佐町を除きまして全体で14名でございます。そのうち名前が決まっていないのが２人いらっしゃいます。これは、広野と臂曲の集落の代表でございます。このときは決まっていなかったということです。当日ですけれども、対象12名中欠席は３人でございました。構成の内訳を申し上げます。胴腹協の関係ですが、ここは４名、農政対の代表、共同開発米部会、産直協議会、ＪＡ庄内みどりこの４名でございます。それから、横堰水利組合１名、月光川土地改良区１名、あとは各集落、広野、藤井、臂曲、金俣、岩野、蚕桑、袋地、野沢でございます。これに当事者であります川越工業と山形県と遊佐町が入っているということでございます。この構成につきましては、会社のほうとの話し合いで決めたわけなのですけれども、弁護士が中に立っておりまして、この弁護士を通して何回か話し合いを持ちました。どういう構成にするかということだけでもかなり時間かかりまして、会社のほうではなるべく少なく、会議の内容もかなり限定的に制限をしてやりたいということで随分時間がかかったのですけれども、一応双方納得してこの範囲で決定をしていると。

　　それから、広野につきましては、簡単に言いますというと、おれは余り関係ないというふうなことだったので、では広野のかわりに別のところからお願いしたいということで、会社のほうとの話し合いをしたのですが、弁護士の段階ではそれはもう絶対認められないということでしたので、今そのままになっているという状況でございます。

　　以上です。

委員長（阿部満吉君）　　ほかに質疑はございませんか。

　　（「なし」の声あり）

委員長（阿部満吉君）　　ないようですので、これをもって質疑を終了いたします。

　　続いて、討論を行います。

　　（「なし」の声あり）

委員長（阿部満吉君）　　ないようですので、これをもって討論を終了いたします。

　　お諮りいたします。本特別委員会に審査を付託された議第52号　平成23年度遊佐町一般会計補正予算（第１号）、議第53号　平成23年度遊佐町公共下水道事業特別会計補正予算（第１号）、以上２議案についてこれを原案のとおりに承認することにご異議ございませんか。

　　（「異議なし」の声多数）

委員長（阿部満吉君）　　ご異議なしと認めます。

　　よって、本案は原案のとおり承認することに決しました。

　　それでは、本会議に報告する案文作成のため、恒例により各常任委員会及び議会運営委員会の正副委員長は直ちに委員会室にお集まり願います。

　　案文作成が終了するまで休憩いたします。

　　（午後２時１７分）

　　　　　　　　　　　　　　休　　　　　　　　　　　　　　　　　憩

委員長（阿部満吉君）　　休憩前に引き続き会議を開きます。

　　（午後２時４０分）

委員長（阿部満吉君）　　報告文の案文ができましたので、事務局長をして朗読いたさせます。

　　小林議会事務局長。

局　長（小林栄一君）　　報告書案文を朗読。

委員長（阿部満吉君）　　本特別委員会の審査の結果につきましては、ただいま局長朗読のとおり本会議に報告することにご異議ございませんか。

　　（「異議なし」の声多数）

委員長（阿部満吉君）　　ご異議なしと認めます。

　　よって、局長朗読のとおり本会議に報告することに決しました。

　　これをもって補正予算審査特別委員会を閉会いたします。

　　ご協力まことにありがとうございました。

　　（午後２時４３分）

　　遊佐町議会委員会条例第２７条の規定により、ここに署名し提出します。

平成２３年５月２５日

　　遊佐町議会議長　��　　橋　　信　　幸　　殿

補正予算審査特別委員会委員長　阿　　部　　満　　吉